マンドリンパート R.H さんのレポート
会場は、芦屋市民センター1階の多目的室で、参加者は36名でした。
この日はあいにくの雨でした。降りしきる雨は、事務局から突然もたらされたA.Kさんのご逝去の知らせを思い起こさせるものでした。楽楽神戸の誕生が14期生を中心にもたらされたと信じているわたしにとっては、14期生の顔ともいうべきA.Kさんの訃報は本当にショックでした。
練習開始に先立ち、A.Kさんを追悼する会がありました。まず、Y.I 代表から訃報連絡までの経緯が説明されました。そして、A.Kさんを偲んでの1分間の黙祷を捧げました。
続いて、14期同期で最初に訃報を受け取ったM.Tさんが、A.Kさんの闘病の様子等を話されました。最期の面会となった際には例の明るい笑顔でお話されたそうです。
さらに、指揮者で同期のS.Imさんが思い出を話しつつ、声を詰まらせている様子に聞いているわたしたちも胸が熱くなりました。そして追悼演奏となりました。「古戦場の秋」です。哀愁を帯びたこの曲は、14期生にとっては十八番ともいうべき曲です。セロチーフであったA.Kさんのソロは最後のクライマックスともいうべきマンドリンソロへの橋渡しとなる部分でした。この日マンドリンソロを演奏されたの14期のH.Nさんの音色はいつになく物悲しく響きました。
〈 S.Imさんの指揮で前半練習開始 〉
前半最初の練習曲は、「古戦場の秋」とは趣が異なり、切り替えに戸惑いました。
1)「アニメ・メドレー」
始めの「鉄腕アトム」では、ドラパートの3,29小節の主旋律へのつなぎというべき箇所に重点を置いて、練習しました。また、「ドラえもん」では三連音のリズムに乗って演奏してほしい、との指摘がありました。
2)「可愛くてごめん」
この日、新たに指揮者から指示があったのは、61小節から70小節迄を各パートごとのソロで演奏するようにということでした。誰が、誰に、どのような場面で「可愛くてごめん」と言ったのかを想像しながら、演奏しました。
3)「フニクリ・フニクラ」
指揮者から、2ndパートは、25,34,43小節の音をしっかりと入れること、全体的に14,69,85小節にあるdim.に気を使って落としてほしいということを言われました。
4)「クリスマスソング・メドレー」
時間もあまりなかったのでしょう。この曲は比較的すっと流しました。ただ、「きよしこの夜」では、裏に流れるドラの美しいメロディーに耳を傾けて演奏してほしいとのことでした。
〈 おしらせ 〉
* Y.I 代表から次年度開催予定のコンサートの会場として、神戸文化ホールの中ホールが確保できたこと、及び今後の対応について例会後実行委員会で検討したいとのお知らせがありました。
* 部内演奏会でピアノを使用したK.Iさんから、ピアノ使用のお礼に、福井の羽二重餅の差し入れをさせていただきますとのことでした。
* ホームページ担当のK.Nさんから、ご逝去されたA.Kさんの思い出など追悼の文章を募集し、掲載したいとのお願いがありました。
* S.Oさんによる体ほぐしのストレッチ体操をしました。体操をした日には、その後の練習で快適に演奏が出来ます。
その後の休憩時間は、親しい友人や久しぶりにお逢いした方々との、情報交流の場となりました。
〈 S.Ikさんの指揮で後半練習開始 〉
練習開始に当たり、指揮者から12月、1月の訪問演奏で、このままでは聞いてくださる方々に対して恥ずかしい、との苦言が呈されました。もっと本気で練習してほしいとのことです。普段穏やかな指揮者がここまで言われるのは、残された練習時間を考え、思い詰められたのだと思います。練習不足は、まさにわたしのことだと思い,頭を垂れるのみでした。
1)「瀬戸の花嫁」
この曲は観客に歌ってもらうので、前奏から歌に入る時にはボリュウムを落として弾いてほしいとのことでした。これは、歌が入る曲にはどの曲にも共通することです。
2)「栄冠は君に輝く」
指揮者から、初めて「これはいいですね」との声があり、全員に安堵感が漂いました。年をとっても指揮者の一言は大きい。
3)「ポール・モーリア特集」
53小節からの速さの変化に気を付けてほしいことと、54小節のドラのつなぎの音は特に大切であること、また124小節は指揮に合わせて、125小節からの速さの変化に付いて来てほしい、との指摘がありました。
4)「大阪ラプソディ」
Dからの転調している箇所を、重点的に練習しました。
5)「六甲おろし」
21小節以下の裏打ち、同じくCodaで多用されている裏打ちに、気を付けてほしいこと、遅れたり走ったりしないことを、注意されました。この曲については「ただ練習あるのみ、しっかり練習しましょう」ということでした。
6)東京ブギウギ」
前回終了時には悲しそうな顔をされていた指揮者が、「何とか形になってきました。次を楽しみにしています」と言われました。
時間の関係でこの日は、「荒城の月幻想曲」「ふるさと」等の練習はできませんでした。
あずまの学園での訪問演奏まで、練習回数は後3回です。
今日の練習は終了。
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楽楽の”おあしす”タイム
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今回の ”おあしす”タイムの投稿記事は、沖縄演奏紀行
沖縄演奏紀行
更新日:2024/11/23
Category: 練習風景