2014年11月16日 練習風景


マンドリンパート R.H さんのレポート

 

会場は、芦屋市民センター1階の多目的室で、参加者は36名でした。

この日はあいにくの雨でした。降りしきる雨は、事務局から突然もたらされたA.Kさんのご逝去の知らせを思い起こさせるものでした。楽楽神戸の誕生が14期生を中心にもたらされたと信じているわたしにとっては、14期生の顔ともいうべきA.Kさんの訃報は本当にショックでした。

練習開始に先立ち、A.Kさんを追悼する会がありました。まず、Y.I 代表から訃報連絡までの経緯が説明されました。そして、A.Kさんを偲んでの1分間の黙祷を捧げました。

続いて、14期同期で最初に訃報を受け取ったM.Tさんが、A.Kさんの闘病の様子等を話されました。最期の面会となった際には例の明るい笑顔でお話されたそうです。

さらに、指揮者で同期のS.Imさんが思い出を話しつつ、声を詰まらせている様子に聞いているわたしたちも胸が熱くなりました。そして追悼演奏となりました。「古戦場の秋」です。哀愁を帯びたこの曲は、14期生にとっては十八番ともいうべき曲です。セロチーフであったA.Kさんのソロは最後のクライマックスともいうべきマンドリンソロへの橋渡しとなる部分でした。この日マンドリンソロを演奏されたの14期のH.Nさんの音色はいつになく物悲しく響きました。

 

〈 S.Imさんの指揮で前半練習開始 〉

前半最初の練習曲は、「古戦場の秋」とは趣が異なり、切り替えに戸惑いました。

1)「アニメ・メドレー」

始めの「鉄腕アトム」では、ドラパートの3,29小節の主旋律へのつなぎというべき箇所に重点を置いて、練習しました。また、「ドラえもん」では三連音のリズムに乗って演奏してほしい、との指摘がありました。

2)「可愛くてごめん」

この日、新たに指揮者から指示があったのは、61小節から70小節迄を各パートごとのソロで演奏するようにということでした。誰が、誰に、どのような場面で「可愛くてごめん」と言ったのかを想像しながら、演奏しました。

3)「フニクリ・フニクラ」

指揮者から、2ndパートは、25,34,43小節の音をしっかりと入れること、全体的に14,69,85小節にあるdim.に気を使って落としてほしいということを言われました。

4)「クリスマスソング・メドレー」

時間もあまりなかったのでしょう。この曲は比較的すっと流しました。ただ、「きよしこの夜」では、裏に流れるドラの美しいメロディーに耳を傾けて演奏してほしいとのことでした。

 

〈 おしらせ 〉

* Y.I 代表から次年度開催予定のコンサートの会場として、神戸文化ホールの中ホールが確保できたこと、及び今後の対応について例会後実行委員会で検討したいとのお知らせがありました。

* 部内演奏会でピアノを使用したK.Iさんから、ピアノ使用のお礼に、福井の羽二重餅の差し入れをさせていただきますとのことでした。

* ホームページ担当のK.Nさんから、ご逝去されたA.Kさんの思い出など追悼の文章を募集し、掲載したいとのお願いがありました。

* S.Oさんによる体ほぐしのストレッチ体操をしました。体操をした日には、その後の練習で快適に演奏が出来ます。

その後の休憩時間は、親しい友人や久しぶりにお逢いした方々との、情報交流の場となりました。

 

〈 S.Ikさんの指揮で後半練習開始 〉

練習開始に当たり、指揮者から12月、1月の訪問演奏で、このままでは聞いてくださる方々に対して恥ずかしい、との苦言が呈されました。もっと本気で練習してほしいとのことです。普段穏やかな指揮者がここまで言われるのは、残された練習時間を考え、思い詰められたのだと思います。練習不足は、まさにわたしのことだと思い,頭を垂れるのみでした。

1)「瀬戸の花嫁」

この曲は観客に歌ってもらうので、前奏から歌に入る時にはボリュウムを落として弾いてほしいとのことでした。これは、歌が入る曲にはどの曲にも共通することです。

2)「栄冠は君に輝く」

指揮者から、初めて「これはいいですね」との声があり、全員に安堵感が漂いました。年をとっても指揮者の一言は大きい。

3)「ポール・モーリア特集」

53小節からの速さの変化に気を付けてほしいことと、54小節のドラのつなぎの音は特に大切であること、また124小節は指揮に合わせて、125小節からの速さの変化に付いて来てほしい、との指摘がありました。

4)「大阪ラプソディ」

Dからの転調している箇所を、重点的に練習しました。

5)「六甲おろし」

21小節以下の裏打ち、同じくCodaで多用されている裏打ちに、気を付けてほしいこと、遅れたり走ったりしないことを、注意されました。この曲については「ただ練習あるのみ、しっかり練習しましょう」ということでした。

6)東京ブギウギ」

前回終了時には悲しそうな顔をされていた指揮者が、「何とか形になってきました。次を楽しみにしています」と言われました。

時間の関係でこの日は、「荒城の月幻想曲」「ふるさと」等の練習はできませんでした。

 

あずまの学園での訪問演奏まで、練習回数は後3回です。

 

今日の練習は終了。

 

 

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              楽楽の”おあしす”タイム

 

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今回の ”おあしす”タイムの投稿記事は、沖縄演奏紀行

  • 11月10日(日)に開催された、 沖縄マンドリンアンサンブル(OME)の定演に、楽楽から3名(H.Kさん、S.Kさん、K.Tさん)の方が参加された時の沖縄演奏紀行です。

 

沖縄演奏紀行

 

      • ●11月8日(金)伊丹空港から那覇行きJALに搭乗、到着した那覇の気温は27℃で気温差10℃、体調を崩しそうだ。限られた荷造りでの服装コントロールは難しい。
      •  沖縄マンドリンアンサンブル(OME)が結成50周年を迎えるにあたり、新しい試みとして県外からの賛助出演を公募。リタイヤ後に沖縄に単身移住して現地で活動している知人の直接の呼びかけもあり、参加することになったのはマンドリンのS.K.さん、ドラのK.T.さんと私の3人。あとさきを熟慮すれば躊躇するところだが、勢いで反応してしまうのはわれわれの美点(?)かな。HPから楽譜を取り出し、OMEの練習風景youtubeを見ただけでいよいよ現地に乗り込む。楽器は持参せずとも現地で貸与するという条件に惹かれてコントラバスでの参加となった。(考えてみればCBは7~8年弾いていない、無謀といえば無謀だ)
      • ●11月9日(土)は前日練習とリハ―サル、沖縄本島の北部に「大雨特別警報」が出ておりここ南部の那覇でもざあざあ降り、少し小雨になったのを見計らって練習会場「首里公民館」へ。お借りしたCBは弾きやすくbowingの勘も取り戻せた。曲数が多いので通し合奏1回と本番形式のリハーサルで終了。夜はその知人の案内で沖縄料理店「まんじゅまい」で会食、私たちのほかにもご夫婦で参加の方など7人で盛り上がり、最後は沖縄そばで締める。香川県から参加の夫婦は先週の米子マンドリン定演でも共演しており、こんなところでの再会にお互いびっくり。
      • ●いよいよ定演当日、県庁前の「パレット市民劇場」に9時集合でリハーサルが始まる。集合写真を撮影し、お弁当を食べたらもう開演。衣装は1部は白シャツ、白ブラウスだが、2部は沖縄会員は赤シャツ、われわれ県外参加者には「かりゆし」が配布されて、いよいよ開演、沖縄メンバー24名、県外からの参加者10名の総勢34名のステージ。
      •  第1部はオリジナル、クラシックで「セレナーデ風ガボット」「黄昏前奏曲」「新世界より家路」「愛の悪戯 第1幻想曲」の4曲。第2部はポピュラーで「太陽がくれた季節」「東京・いい日旅立ち・木綿のハンカチーフのメドレー」「ロミオとジュリエット 愛のテーマ」「ナタ愛のテーマ」「君の瞳に恋してる」「遥かなる影」「光と風の四季」「地上の星」「栄光の架橋」「美しの琉球」「サボテンの花」
      •  打上げはホテル「ロコアナハ」2Fの「アレッタ」。マンドリン音楽を愛する仲間が同じ舞台に立つ、これに勝る楽しみはなく得難い貴重な体験だった。昨日会ったばかりなのに終わって別れるころには10年来の友だちのような気になるのも沖縄という土地の琉球カルチャーかなと思った。
      • ●翌日11月11日(月)はせっかく来た沖縄なので終日観光で費やす。幸い昨日までの雨が嘘のような好天で気温は28℃、まさしく夏である。「修復中の首里城を見られるのは今しかありませんよ」という訳のわからん呼び込みに魅かれて「ゆいレール」に乗って首里城へ。お昼はステーキランチを食べて海を見に行く。那覇港に近い場所なのにエメラルドグリーンの浜辺、11月というのに白人系の人が海水浴、さすが南国。そのあとは国際通りに戻って散策、ついつい気が緩んで「かりゆし」を1着買ってしまった。ハイビスカス柄の濃紺のかりゆし、こんなんどこに着て行ったらええねん。ホテル近くの居酒屋で夕食、泡盛飲んで長~い一日を終えた。さあ明日は12時のフライトで伊丹空港へ。
      • セロパートH.K.
      • (以下のURLは、沖縄マンドリンアンサンブルの定期演奏会のパンフレットです。
      • URLをクリックして、ご覧ください。)

第37回定期演奏会プログラム(沖縄)

 

更新日:2024/11/23