2024年9月7日 練習風景


ドラパート S.M さんのレポート

 

 お盆休みを挿んで約ひと月ぶりの例会。開錠前の芦屋市民センター多目的室周辺にはすでに入室を待つ人たちの楽しいペチャクチャが始まっています。いつもの和やかな光景です。クラクラするような残暑の日差しの中、「暑つ~!」と言いながら皆さん次々と到着、35人の参加となりました。

 

 芦屋市民センター

 

 

〈 13:05~14:20 S.Imさん指揮で練習開始 〉

 

①『古風なセレナータ』

「お久しぶりです。この暑さももうしばらくの辛抱です」と S.Imさんの励ましの挨拶で始まりました(いゃ~、まだまだの我慢が必要みたいデス!)

 まず、Gavottaを規定の速度(Allegretto)で留意点(強弱と移行etc.)を確認しながら弾きました。私は練習不足がたたって[D.S. al Coda]で何回もオタオタしてしまいました。

次にMinuettoを弾いた後全体を通しました。

タイトルどおり古風だけれど美しいメロデイですね。

 でも、この曲は今月で終わり、10月からは伊丹訪問演奏の曲を全員で取り組むとのこと。(と言うことは、次回欠席の私は今日で最後だったの?デス)

②『宵待ち草ラプソデイ』

  宵待ち草と言えば、私は花そのものよりも(花ってどんなん?)まず竹久夢二の美人(か?)画を思ってしまいます。もちろんこの曲は知らない筈がないお馴染みの曲ですが(若い方は知らない?)。これこそ古風な大正ロマンのメロデイを、武藤理恵さんのアレンジで切なくも現代風に聴かせます。

 慣れるまでテンポやリズムが難しいけれど、私たちの年代には懐かしく切なく心に迫ります。

[B] は1stと2ndとマンドラの輪唱(?)になっていますが、主体は1st なので2ndとドラは少し控えめに。

[I] の速度をできるだけ上げるために、[H]で徐々に速度を増しながら [I] に持ち込む。

③『ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ』

 私はミーハーなフランス大好き人間なのですが、心に残る忘れられない映画はフランスよりもイタリア映画です。「ニュー・シネマ・パラダイス」、「ライフ・イズ・ビューテイフル」、「ひまわり」など(旧いのばかり)が好きなのですが、「ニュー・シネマ・パラダイス」は他の2作のような戦争が絡む悲劇ではないのが良いのです。

少年トトが可愛いのです。老映写技師がいいのです。中年になったトト(映画監督)が恰好いいのです。舞台になっているシチリアの小さな村や広場が素敵なのです。S.Imさん、シチリアに行かれるそうです。羨ましいですね(スミマセン!余談が過ぎました)

はじめに S.Imさんは言いました ・・・ 「この曲は自由に、そして綺麗に弾いてください」

言われたとおり、自由に、綺麗に(?)、cresc.に気を付けて 、24小節目のPoco piuは23小節目から少し速めて綺麗につなぐことに注意しながら弾きました。

 

〈 14:20~14:40 Y.Oさん指揮 〉 

①『二つのギター』

 私たちには懐かしいロシア民謡、今日で4回目の練習です。

 弾く前に再度、注意点を確認し、全体を通しました。

ドラの16小節目と62小節目のアクセントは、一つ目は弱めに、二つ目を強く弾く。

28小節目からのAllegroは、じっくりとcresc.とaccel.をかけながら、[3] Prestoでテンポをあげる。81小節目の [6] Allegroも同じ。

 

〈 14:40~15:10  お知らせ・休憩〉

①運営、選曲合同委員会報告

 Y.Iさんより;「来年秋のコンサートについて」

 ○実行委員会の立ち上げの件

  ・人選はこれから(若手でまだ担当していない人に依頼予定)

  ・委員会は実務に重点を置く

   (会場予約、プログラム、チラシ、アンケート等作成、調整、

    リハーサル、打ち上げ、会計etc.)

 ○会場・日程  2025年10月中旬から11月(12月も?)

    うはらホール(保険としてルナ ホールも視野に)

 ○舞台構成 二部構成で考える 1.5~2時間以内

    選曲はこれから、S.IKさんは昭和レトロな「武蔵野の秋」や「荒城の月幻想曲」

  など、S.Imさんは「宵待ち草ラプソデイ」や「ふるさと紀行」が考えられる

  例会で取り上げた曲なども、また出来るだけ優しい曲をとの要望もある

  皆さんの意見をまた聞くこともある

  大西功造さんへの出演は依頼せず、自前の演奏会とする

  ○後援  依頼しない  

②2025年1月の例会 

1月4日(第1土曜日)を11日(第2土曜日)に変更  (1月の例会は1回 )

③12月21日の例会

 午前中に伊丹市立鈴原小学校訪問演奏があるが、午後の例会は実施する

 伊丹参加者も、出来れば引き続き例会に参加をしてほしい(無理はしないで)

④「楽楽の栞」 ー 改訂は当面行わない 

⑤委員以外の方も時には運営委員会に参加、協力をしてください  

⑥「Mandolin Orchestraグループ アルゴ

    第33回 マンドリン コンサート」 のお知らせ

 ・2024年10月13日(日)

 ・13:30開演(13:00 開場 )

 ・会場 :うはらホール 

     フルートのN.Mさんが出演されます

     入場にはチケット不要ですが、満員になることもあるので要注意

⑦訪問演奏会の各パート参加メンバーをY.Oさん、K.Kさんに報告すること

⑧部内演奏会についてコンマスM.Fさんから

 ・御影公会堂で10月19日 1時から4時半実施予定

 ・現在4組の出演申し込みがありますが、まだ枠があるのでM.Fさんに申し込みを

 ・申込者は楽器の種類、曲名、作曲者名、時間等を申告

 ・ピアノ使用者は早めに申し出を(できれば9月中に)

⑨K.Iさんから「あかし第九コンサート」のお知らせ

  12月22日(日) 明石市民ホール PM3:00~

  K.Iさんはアルトで出演されます

  チケット4300円→3800円  

*体操はお休みでした

 

〈 15:15~16:25  S.Ikさん指揮〉

①『荒城の月 幻想曲』 (服部 正 作曲)

 S.Ikさんの最初の言葉、コンサート用選曲においては、例会で練習し積み上げた曲を取りあげたい。昭和レトロがキーワードのようです。荒城の月は明治の滝廉太郎作曲、大正の山田耕筰編曲、昭和の服部正作曲は、私たちにお馴染みの「荒城の月を主題とせる二つのマンドリンの為の変奏曲」と「荒城の月 幻想曲」(私、知りませんでした)です。

 今日楽譜が配られました。初見の曲にはドキドキ緊張しますが、一方興味、津々で始まりを待ちます。

 「そんなに難しくないのでまず弾いてみましょう」の S.Ikさんの言葉でスタート。

 [B]からのテンポが速くなるので、26小節目の4拍目(四分音符)を3つ振りをする。それを確認しながら、[C]までとそれ以降、続いて全体を通して弾きました。これからどう美しく仕上がっていくか楽しみです。

②『武蔵野の秋』

 今回で3回目です。後半の速くなるAllegroの指使いの練習から始まりました。82小節目から123小節目まで少しづつ速度をあげながら、数回練習した後、全体を通しました。Maestoso graziosoに入る前に、一度止まって揃えてから入るように指示がありました。

 夜明け、雨降る朝から嵐へ、武蔵野の秋の情景が少し掴めてきました(かな?)。

③『東京ブギウギ ー 楽楽バージョン』

 最初に楽譜を手にした4月から5か月余り、全体像は何とか出来てきました。

今日は[C]から集中的に練習しました。1stが目立つようにリズムをきざむ、他パートは音量を控え、37小節目から5小節のメロデイはしっかり弾くことに注意しながら通しました。

 Swingのリズムって難しいけど面白いと少しだけ思っているのは私だけ?

 

9月とは思えない酷暑のこの日も頑張りとおした楽楽メンバーでした❣

皆さま、お疲れさまでした!!!

 

 

 

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              楽楽の”おあしす”タイム

 

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「セロ・パートの H.Kさんが三味線をトライされておられます。

その修行の経緯を今回投稿していただきました。(HP担当)」

 

** 三味線修行  (セロパート H.K) **

  • ●弦楽器好きが高じてついに和楽器にまで至りました。
  •  沖縄の「三線」をたしなんでいたので弦の構成にはすぐなじんだが、なんせ「三角しゃもじ」のような撥の扱いが難しい。何事につけ師匠について習うのが苦手な私は、地域の公民館で活動している「火謡会」ともう一つ「浮草会」という唄と踊りと三味線の民謡サークルを訪ね入会させてもらいました。練習日は毎週火曜と木曜の午後それぞれ2時間ほど、誰が教えてくれるわけでもなく見様見真似でついていくだけ。曲は「花笠音頭」「ソーラン節」「炭坑節」のような全国区もあるけど、やはり鳥取~山陰地方の民謡「貝殻節」「しゃんしゃん傘踊り」「関の五本松」「安来節」などが多い。三味線特有の「TAB譜」のような楽譜をコピーさせてもらったが、他のみなさんは殆ど暗譜しているみたいだ。そもそも民謡の世界はまず唄があってそれに合わせて三味線が伴奏するという仕組みらしい。そして伴奏も師匠の流派によってさまざまに異なるので、楽譜に頼らずそこのサークルの流儀をひたすら覚えるしかないのだ。邦楽の世界の奥深さを感じるわけだが、洋楽に比べてある種ファジーな(ええ加減な)一面もあり時々ひっくり返りそうになる。三味線の弦は低い方から「一の糸」「二の糸」「三の糸」で一と三は1オクターブ差の同音、二の糸は一に対して4度(本調子)または5度(二上がり)に設定する。調弦は「調子笛」を使い1本(A)~12本(G#)の12種類、唄い手の声域に合わせて都度変更するわけだが、弾くことよりこの調弦でけっこう苦労している人が多いと見受けられる。
  • ●さて、当初難儀していた「三角しゃもじ」にも慣れてきて「門前の小僧」みたいになってきた今年2月、地域の公民館で「伝統芸能発表会」が催され初舞台を踏むことになった。白足袋、草履、帯は購入したが、サークル揃いの着物は今は購入先がなく困ってしまう。以前のメンバーで、すでに退部した人から譲ってもらったが、丈が短く脛をむき出しにしての出演、3曲10分ほどの初舞台だった。(ここで一句)     
  •             初舞台の撥の震えや冴返る
  • ●コロナですっかりすたれていた訪問演奏が今年あたりから盛んになってきている。この9月には各所の敬老会から3つばかり声がかかり、猛残暑の中で法被を着て奮闘している。客席と近い距離で一体になっての演奏はやはり楽しいものがあります。
    • 以上「三味線修行」の現状報告でした。

更新日:2024/09/15