2024年8月3日 練習風景


ギターパート H.K さんのレポート

 

 今日の会場は垂水文化センタ-。

垂水へ向かう途中、須磨浦公園の松林を過ぎたあたりから左手に海が見え始め、

日頃は見慣れない海の景色にちょっとワクワクする。連日熱中症警戒アラ-トが発令され、例会案内には「無理をしないでの参加を」との呼びかけもあったにも拘らず、

34名の参加がありました。

 

 垂水文化センター3階

 

 8月3日練習風景

 

〈 13:05~14:20 S.Imさん指揮で練習開始 〉

 

①「古風なセレナ-タ」(Amedeo Amadei)

 7月からの新曲で今回3回目の合奏。

「ギタ-パートがメロディで参加できる重要な役割を担っているので、

特に弾きにくい4小節目はしっかり音を出すように」との指示があった。

高低二つのEの音にが付いていて押さえにくく、指がもつれてとても弾きにくいけれども、ここは「がんばりどころ」と意識する。

 <指揮者から指示のあった点>

・17小節目の16分休符のあとの16分音符を早く入らないこと

・ファ-スト、セカンド、ギタ-とメロディが順につながるところは、しっかり弾く

・33小節目のファースト、ドラのテヌ-トは、メロディの締めくくりのひとつ前の

 音と意識して弾くこと

②「ニュ-シネマパラダイスより愛のテーマ」

                   (作曲A&Morricone 編曲中川 信良)

 まず指揮者より「細かいことは言わないのでテーマのメロディを気持ちよく弾いて!高音は大きく、低音は小さく!」との指示があった。

 途中で止められることなく、美しいメロディを堪能しながら弾けるのは、まさに合奏の醍醐味を味わえるひととき。

弾き終えた最後には、指揮者からの「Meno mossoは、全パート小さく静かに・・・!」のひとことがあった。

③「宵待ち草ラプソディ」(作曲 武藤理恵)

 「宵待ち草」はもともとの名称は「マツヨイ草」。竹久夢二が「宵待草」のほうが語呂が良いと、歌詞で替えたのが広く流布したそうだ。

 大正ロマンあふれる「宵待ち草」のメロディは、昭和世代の我々には、郷愁を誘われ、懐かしくてつい口ずさみたくなる好ましい曲。後半はルンバのリズムに、現代風に、アレンジされている。ちなみに「月見草」は白い花で、朝方ピンクになるそうだ

 

 宵待ち草

 

 月見草

 

 <指揮者から指示のあった点>

・ファーストは4小節目ははっきり大きく、24小節目はピアノから徐々に

 クレッシェンド

・セカンドは7小節目の2拍目からはっきり、9小節目からはタタタを大きく

・(全パート)10小節目のクレッシェンド、Aの前のデクレッシェンドを効かす

・13小節目からは、ドラが主役なので、他のパートはメロディを意識して、

 従の感覚で弾く

以上の指示を各パートが守って、前半は宵待ち草のドラのメロディが響いてうっとり!

 

 

〈 14:40~15:10 Y.Oさん指揮で練習〉

 

①「二つのギタ―」(Russian Folksong)

 お試し指揮の3回目、この曲はロシア民謡を、ポールモーリアがアレンジして、世界的に有名になった曲である。

 二つのギタ-の調べは、若い男女のやるせない思いの象徴だそうで、ジプシーのダンス曲としては、同じメロディで若い男女のやるせない思いを表しているそうだ。

 指揮者より「16小節(62小節も)の二つのアクセント記号のうち、後のアクセント記号だけにしたい」とのことで、まずその練習から始まる。各パートとも後ろのアクセントに集中して弾いたので、アクセントが効いていた。

 ギタ-パートにもメロディが振られていて、ときどき主役になれて嬉しい!

ギタ-の二重奏よりもマンドリンアンサンブルで弾くほうが気楽に楽しめる。

 

〈14:40~15:10 お知らせ、体操、休憩〉

・後期会費の納入がまだの方は、会計担当に納入のこと

・部内演奏会について、コンマスの Fさんより説明があり、

  「日時:10月19日、場所:御影公会堂」に決定

 全員参加の合奏はなし

 ソロ、アンサンブルなど、楽器のジャンルは問わない

 出演希望者はコンマスに申し込む(できれば曲名、演奏時間なども知らせる)

・代表より、例会案内に関して、注意の補足説明あり

 「ここの会場だけでなく、開場前に待機する時には、他の利用者の迷惑にならない

  ように気を付けること」

・体操 (S.Oさん)

 合奏と合奏の合間のこの体操はとてもありがたい!

 肩の凝りが少しほぐれ脚の血行もよくなりリラックスできる。

 

〈15:10~16:25 S.Ikさん指揮で練習〉

 

①「武蔵野の秋」(作曲 宮田俊一郎)

 作曲者の宮田俊一郎氏は1970年「武蔵野の秋」の初演の6年後に50歳で早逝されている。昭和21年にNHK東京放送管弦楽団にマンドリン、ギタ-奏者として入団、テレビやラジオで活躍、日本マンドリン連盟理事などプレクトラム音楽の啓蒙、普及に尽力された。

 武蔵野は関東の一地域を指す地名、国木田独歩の「武蔵野」では、その範囲は「雑司ヶ谷から川越、入間、所沢、田無、立川からは多摩川が限界で、八王子は決して武蔵野に入れられない」と定義されている。「どこまでもつづく原野」「月の名所」として知られる。

 

 秋枯れの荻:荻は武蔵野の原野を代表する植物

 

 俵屋宗達による「西行物語絵巻」武蔵野の庵

 

<指揮者からの指示のあった点>

・3小節目&9小節目の16分音符は、3拍目にかかるように短く

・31、32小節目の1拍目の和音は、ギタ-パート全員で、2拍目からソロCadenza

 Adagio〔夜明け〕Andante〔雨降る朝〕を数回通し、Allegro〔嵐〕からは

 速度を落として練習する。

<ギタ-パートは弾いていて市販譜のミス2ヶ所判明>

・54小節目のDの音に♯を付ける(38小節目と同じパタ-ン)

・103小節目の♯Fを♯Gにする(102小節目の和音と同じパタ-ンでセロも♯G)

 

②東京ブギウギ(作曲 服部良一 編曲 遠藤幸夫・池上三郎)

 4月から取り組んできて、満足には弾けないながらも、すっかり馴染んできたリズム。

ギタ-は、和音全部の音をかき鳴らすのは難しく、今のところは低音をカットして、弾いている。ギタ-が主役のメロディのところは楽しい!

Adagio(♩=60)から、Tempo primo(♩=142)の速度が変わるところを、

先に数回練習して、最初から通して本日の例会は終了した。

 

 

真夏の夕方はまだまだ陽が高く、まだまだ暑く、汗ダラダラでやっと家にたどり着く。

猛暑にもめげず、加齢にもめげず、参加された皆様、お疲れさま!

9月からまた励みましょう!

 

更新日:2024/08/11