ギター・パート M.T さんのレポート
梅雨入りが遅れているのに早くも夏のような暑さが続いています。
そんな中ですが、暑さにも負けず33名が参加し、例会が行われました。
練習会場は芦屋市民センターの音楽室です。
〈 13:05~14:20 S.IKさん指揮で練習開始 〉
①「カヴァレリア・ルスティカーナ」(Mascagni作曲 M.Maciocchi編曲)
心に響く美しいメロディー、マンドリンの音色に魅了されますが、残念ながら
この曲の練習は今日で終了となりました。
②「微風(そよかぜ)」(武井守成作曲)
ハバネラのリズムに乗ったさわやかな曲ですが、リズムが結構難しいです。
特に出だしの三連音符は合わせにくいですね。頑張りましょう。
③「東京ブギウギ<楽楽バージョン>」(服部良一作曲、遠藤幸夫・池上三郎編曲)
この曲を聞くと子供のころに映画で見た「笠置シズ子」の姿を思い出します。
先般のNHKの朝ドラでも楽しませてもらいました。
ギターで歯切れのいいリズムを刻めればいいのですが、なかなか難しいですね。
でも、楽しいです。
*指揮者より「カヴァレリア・ルスティカーナ」は今回で終了します。
次の次の例会から「山寺の和尚さん」を用意しているとのお話がありました。
〈 14:20~14:40 H.Kさん指揮で練習開始 〉
「Loreley-Paraphrase Napoletana No.29」
この曲の練習は今回で5回目となり H.Kさんの指揮とともに、練習は本日で
一旦終了します。
H.Kさんの挨拶に対し、メンバー一同から労いの拍手がありました。
〈 14:40~15:10 お知らせ、体操、休憩 〉
・ 今回からフルートの N.Mさんが入会されることになりました。
フルートはマンドリンアンサンブルにはなくてはならないパートです。大歓迎!
・ 会員名簿の件:
個人情報であることから、会員名簿の発行は2年に一度程度としています。
従ってその間に、住所や電話、メールアドレスなどの変更がある場合、
その都度連絡を入れるので、各自でご自分の名簿を訂正してください。
・ 会員情報として下記の報告がありました。
*M.Nさんご夫妻(ギターパートとマンドリンパート)から、健康上の理由で、
退会したい旨、申し出がありました。
*ドラパートの K.Tさんが健康上の理由で、しばらく休会される旨
申し出がありました。
・ セロパートの Y.Oさんが来月からお試し指揮者を務められます。
・ ドラパートの R.Iさんが次の例会からギターパートに移動されます。
・ S.Oさんのリードのもと、リラックス体操を行いました。 (休憩)
〈 15:10~16:25 S.IKさん指揮で練習開始〉
① 「アベマリア」(グノー)(J.S.Bach /C.F.Gounod作曲、中川信良編曲)
全体に強弱をはっきりさせること、ギターのアルペジオの頭をしっかり出すこと
などの指示がありました。
ギターコードで抑えにくい所が何か所かあり、結構難しいですが、奇麗な曲です。
② 「微笑がえし」(キャンディーズ)(穂口雄右曲、三沢治美編)
YouTubeでキャンディーズの歌を聞いてみましたが、明るくてテンポも速い曲
です。負けないように、歯切れよく楽しみましょう。
③ 「ビギン・ザ・ビギン」(C.Porter作曲、平吉功樹編曲)
三連音符や強弱、弾き方についてパートごとに確認を行いました。
軽快なリズムに乗って気持ちよく弾ければと思います。
*指揮者の S.IKさんより、本日練習したの3曲は今回で終了し、
来月からは新しい曲を練習することになります、とのお話がありました。
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楽楽の”おあしす”タイム
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** お試し指揮体験記 (セロ・パート H.K) **
●「育成指揮者制度」というか「見習い指揮者制度」というか、とにかくみんなの前でいっぺん振ってみいや~という制度ができた。
なんといっても40名以上の楽団で指揮ができるというのは得難いチャンスなので、好奇心の強い私はさっそく応募。選曲は選曲委員会やコンマスが決めてくださるのかと思いきや、自分で決めろということなので「ロ-レライ・パラフレーズ」にトライすることにした。
●4月20日芦屋市民センター「多目的室」での例会でお試しスタート。この歳になると緊張したり上がったりすることもほとんどなくなったのだが、みんなの前に立つと喉の渇きを覚える。やはり少しは緊張しているのか?
前置きが長くならないように振り方と速さだけを示してさっそく合奏開始。1回通しとコーダ部分をもう一度合奏しただけで持ち時間の20分があっという間に過ぎ初回が終わった。
●さて2回目は5月6日灘文化センター「大会議室」。少し細かく仕上げていきたい。例会前にコンマスの Fさんと曲想、奏法などピント合わせして臨む。
まずは序奏部分5小節と9小節をAgitato気味に少し速くする練習(小節内で膨らます松葉マークが難しい)。11、12小節のアクセントと fp の練習、18小節の rit. は4~6拍目だけにするなど。提示部、展開部に入ってからは p 基調あるいは f 基調のなかでクレッシェンド、デクレッシェンドをうまく表現する練習。そしてコーダ部分では pp 基調の中での緩急変化と最後の p から ff までクレッシェンドしての結末。
「けっこう難しい曲を選曲してしまった」と思う反面、「やりがいもあるなあ」と複雑な気持ちでなんとか持ち時間終了。後で Fさんから「もう少し速くしては」とのアドバイスをいただいた。私自身も rit. のあとの a tempo の速さが戻らずコントロールできなかったので、次回は注意したいと思う。
●3回目は芦屋市民センター「音楽室」。前回は細かい部分に言及したので、それを踏まえて通し演奏を心掛ける。
6/8拍子の曲は水に関係のある曲が多く、例えば「浜辺の唄」「モルダウ」「琵琶湖周航の歌」など。波が寄せたり戻したり、川がさらさらと、あるいは滔々と流れる感じが、6/8拍子の曲想に合うのだろう。
速さを90にアップして合奏開始、快適な速さとなったがところどころ粘ってしまう。強弱のメリハリについては、 f 部分の音量は素晴らしいが、反面 p が落ち切っていない。最後の部分がしっくりこないなど、2回通し演奏したが課題多しという感じ。
●4回目は芦屋市民センター「多目的室」。当初は4回で終える予定だったが、細部をもう少し仕上げたくコンマスと相談して5回目まで延長とさせてもらった。主に強弱の表現を細かく指示しての合奏、指示はうまく伝わっただろうか。
●いよいよ5回目最終回の芦屋市民センター「音楽室」。仕上げの合奏を2回通す。 今更ながら、ローレライとはライン川(ドイツ)のほとりにある水面から130m突き出た岩山、恋人の不実に身を投げた乙女の妖精の歌声に気を取られ、水難事故が多発するという伝説をもとにハインリッヒ・ハイネが、「なじかは知らねど心わびて」という詩を作り、曲ができた。のちにラニエリ等がマンドリン合奏用に編曲したのが、この楽曲の成り立ち。また「Paraphrase」とは「わかりやすく言い換える」というような意味だが、音楽的には「変奏曲」を意味する。 この「お試し指揮」を通じて、快い緊張感と幸せな時間、貴重な学びをさせてもらったことに感謝。一方で大合奏団をコントロールすることの難しさを痛感。コンマスの Fさんには様々なアドバイスをいただき孤独な指揮者としては心強い思いをしました。私のあとからも、身の程知らずの傾奇者が続いてでてきてほしいと願っていたところ、Oさんが手を挙げてくれて次回からチャレンジするとのこと。新風が吹いてきた。
「指揮者のトライアルとして、今回セロ・パートの H.Kさんに指揮者のお試しを例会でやっていただきました。今後メンバーの方から次に続かれることを期待して H.Kさんに指揮体験記を作成していただきました。ありがとうございました。(HP担当)」
更新日:2024/06/18
Category: 練習風景