2023年3月4日 練習風景


 

ギター・パート Y.Iさんのレポート

 

          今年も早や桃の節句の季節になりました。

       今日は、寒さも和らぎ、日差しも春近しの感があります。

  新型コロナもやっと落ち着き、これまでの日常生活に戻ることが待たれます。

 

 

      この日の会場は、最近利用回数が増えてきた御影公会堂です。

   建設されて90年経過した建物ですが、2017年に耐震補強と同時に内外装、

   設備共にリフォームされ以前の外観イメージを残しながらも、使い勝手の

   良い建物になりました。3階の2室を仕切るスライド・ウォールを開放すれば、

   かなりの広さ(128㎡)があり、40名ぐらいが余裕をもって利用するのに

   ちょうどよい広さです。

 

S.Imさん指揮

 今年の演奏会候補曲3曲と昨年から弾き続けている「パリは燃えているか」の4曲を

   合奏しました。

  • 村松崇継「いのちの歌」
  •   静かでゆったりした曲。ギターとしては、変化が少なく少し物足りなさを感じ
  •   ました。
  • ビートルズ「All You Need is Love」
  •   1967年ヒッピー隆盛期の曲で、古い価値観に対して新しい価値観を求める若者
  •   を象徴する曲(歌)です。歌詞は二重否定が用いられていて、少し難解そうで
  •   す。曲としても三連符が多用され、リズムに慣れるまで少し時間がかかる感じで
  •   す。
  • 丸木大悟「願いの叶う本」
  •   前回から練習している曲で、各パートソロがあります。ギターのコードは一見
  •   簡単そうですが、実際に弾くと音が微妙に変化しており、運指をしっかり覚える
  •   必要があります。
  • 加古隆「パリは燃えているか」
  •   昨年から、ウクライナ戦争に因んで、始めた曲です。ギターのアルぺジョの響き
  •   が素晴らしい曲です。

お知らせ

 

 I代表より、午前中の運営委員会の協議内容について以下の説明がありました。

  • 4月15日帰り合宿についての具体的な内容について説明でした。後日事務局より議事録を含め、詳細な連絡がある予定です。
  • 演奏会に向けての練習日予定及び秋の合宿は行わないとの説明がありました。
  • 休憩時間の有効利用については、現在行っているリフレッシュ体操を継続し、この1年行ってきた誕生月のスピーチが一巡したことから、新たに「ミニオアシスタイム」のような事を計画しているとの説明がありました。

 またコンマスNさんから、3月9日のヴィオレッタ・コンサートについてお知らせが

 ありました。

 

S.Ikさん指揮

  • 鈴木靜一「組曲山の印象」
  •   今日は、第1楽章から第4楽章まで、楽章ごとに確認しながら、合奏しました。
  •   それぞれの楽章で曲想。速度の変化があり、弾く側も聴く側も楽しめる曲です。
  • ラヴィトラーノ「レナータ」
  •   学生時代弾いた曲で、弾いていても懐かしさを感じる曲です。ただ曲の一部で、
  •   マンドリン系は16分音符の連続で大変そうですが、曲想はほぼつかめているの 
  •   で、まとまった演奏が期待できます。
  • 辻井伸行「神様のカルテ」
  •   なかなかきれいな旋律で、盛り上がりも感じられる曲です。これからどのように
  •   仕上がっていくか楽しみです。

 

   これから演奏会に向けての選曲も決まれば、より練習に熱が入ると思います。

    会員の気持ちがまとまって楽しい思い出に残る演奏会にしたいものです。

 

 

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                楽楽の”おあしす”タイム

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     20回生 マンドリン・パートのE.Yさんから投稿をいただきました

 

            ボランティア演奏グループについて

          ―――高齢者の方にホッとするひと時を―――

 

 私たちの町では、ふれあいまちづくりの一環として一人で生活しておられる高齢者の方に月1回お茶とお菓子をお出しして仲良くお喋りできる場を提供しようという「ふれあいサロン」が8年前に始まりました。

 

 「久しぶり!元気にしてた?懐かしい!」と丸テーブルを囲んで話は尽きません。

そのうち、何かイベントをして喜んでいただこうと、手品、大道芸、落語、カラオケなどが企画されました。すると「あなた、マンドリンとかいうのをやっているなら聴かせてよ」との要望がありました。でも、一人では時間も技も聴くに堪えないので「仲間を募ってみます」ということにしました。

 

 6人のアンサンブルメンバーが集まり、懐メロを中心に演奏しました。拙い演奏でもマンドリンの哀愁を帯びた音色を喜んでいただきました。その後の反省会と称した食事会は大盛り上がり。一回限りのつもりが「喜んでいただいて嬉しい」「これからも喜ぶ皆さんの顔をが見たい」と、コンサートにない親近感や達成感も得られ、続けることになりました。

 

 その後、デイサービスにお邪魔したり、メンバーのお母さまが入っておられる施設にお邪魔して演奏したりしました。そのうち、メンバーから「”みんなで歌おう”で歌唱指導するよ」、つまり「歌のおねえさん」があらわれました。また会場が広いと

もう少し人員が必要と呼び掛けたところ15人になりました。年齢は60代から80代そこそこまで。まだ仕事をしている人もいます。技術的にもまちまち。「こんなの弾けない!」とブーイングも。指揮者も指導者もなし。みんなで創意工夫しています。

 選曲に困って、楽楽のOkさんから「ラノビア」、Kさんから「つぐない」、Imさんから「いのちの歌」をいただいたりして、演奏させていただきました。

 

 結成7年になりますが、嬉しいことばかりではありません。この3年ほどはコロナ禍で半年ほど全く活動を中止せざるを得ない状態でした。月1回練習している公民館も閉館してしまいました。

 やがて少しずつ感染が治まって公民館が開かれると、ボランティア演奏の予定が無くてもレパートリーを増やそうと、活動を再開しました。

 すると、全く関係のないところで知り合った方から、市の老人クラブ連合会のサマーコンサートで1ステージ持ってほしいとの依頼を受けました。「せっかくのチャンスだから受けよう」と、200人の聴衆を前に演奏しました。内容は、いつもと同じ私たちの懐メロ演奏と「みんなで歌おう」です。アンコールの「ふるさと」では涙ぐんでおられる方も。

 

 その時聴いてくださった方から地域の老人会のクリスマス会で演奏してほしいとの要望。忙しい中でしたが気を良くして選曲、練習を始めました。

 ところが、ちょっとしたトラブルも。50人が定員の会場で11人の演奏者は多すぎるから減らしてほしいとのこと。これはもちろんノーです。せっかくのボランティアに参加してくださる方をより分けることなどできません。果ては日程のダブルブッキングが2日前に発覚!これもノー!次回(2ヶ月後)に出演させていただくことで丁重にお断りしました。

 

 さあ、次の開催日が近づいてきました。もう問題はないと安心していると、50人の会場に41人の希望者、前回より増えています。嬉しいやら困るやら。

 すると、「事前にDVDに撮ってそれを流したい。その時間をとってほしい。どうしてもその線でお願いしたい」と会長さんから。新しい試みではありますが・・・。

 待てよ、我々はボランティア演奏として聴いてくださる皆さんとの反応をやり甲斐にしてきたのです。拙い演奏でも喜んで手拍子をしていただいたり、口ずさんでいただいたりすることを喜びとしてきたのです。DVDはやはり無理と伝えました。

その気持ちが伝わったのか、DVDは無くなり、部屋の仕切りを取り払い、役員さんは廊下で聴いていただくということで一件落着しました。

 

          ボランティア演奏の日はもうすぐです。

     もうトラブルが起きませんようにと祈りながら練習しています。

        (掲載が遅くなり、演奏は終わっているでしょうネ。すいません)

更新日:2023/03/07