2023年5月6日 練習風景


 

マンドリン・パート Y.K さんのレポート

 

     美しい新緑の5月、第一例会が「御影公会堂」で行われました。

    夕方から雨という予報もあり、時々窓の外を見ながらの練習でした。

S.Imさん指揮

 ① いのちの歌

    久しぶりの「いのちの歌」の練習で、小節を区切りながらゆっくり何度も

    繰り返しました。

    A・・マンドリンパートの8,10,12,14小節のスラーの最後の音を

    ピックで試した後、今日はこの方法でやりました。ほんの少しの事ですが

    随分、雰囲気が変わります。47小節からの転調に気をつけてください。

    歌詞に込められた深い意味を想いながら丁寧に弾きたいと思います。

 ② 瑠璃色の地球

    F・・1Мのピッキングはリズムに注意して慌てずに。メロディーを奏でる

    他のパートは美しいトレモロで。

    I・・allargandは、指揮を見てたっぷりゆっくり、フェルマータは充分長

    く、その後の4拍目(4分休符)に入る低音をしっかり聞くこと。

    最後は小さく、小さく、小さく、、、平和への祈りを込めて静かに曲が

    終わって行くように感じました。

 ③ ファンタジア九州

    1stコンサートを思い出す懐かしい曲です。最初から、途中止めてテンポを

    取りながら最後まで通しました。弾き終えると気分よく達成感があります。

 

<お知らせ>

I代表より

  ・選曲委員会の報告

    ・大西氏はご自身のコンサート・ツアー出演と重なり、参加されません。

    ・コンサートの曲目(予定)

       Ⅰ部・・S.Ikさん

         レナータ、山の印象、神様のカルテ、三都物語、栄冠は君に輝く

       Ⅱ部・・S.Imさん

         ファンタジア九州、サウンドオブミュージックメドレー、

         パリは燃えているか、

         いのちの歌・瑠璃色の地球(この内1曲、もしくは2曲とも)

    ・コンミスお二人が手の不調のため暫くお休みされます。

    ・5月8日からのコロナ対策・・マスクの使用は各自の判断にお任せします。

 

 Tさんより、4月15日の懇親会の会計報告

 Oさんのリフレッシュ体操 (いつも同じイラストですいません 編集者より)

 Iさんより、大西功造氏のコンサートが5月21日、ロッコーマンであります。

 

S.Ikさん指揮

  ① レナータ

     コンサートで最初に演奏する曲との事です。

     強弱をはっきりつけること、Lento→Atemponに注意。

     8⃣からは緩急をつけながら9⃣へ。 最後、指揮をよく見てP→ffをしっ

     かりと。

  ② 山の印象

     2楽章から練習が始まりました。

     G・・ギターパートは難しいですが焦らずに。

     3楽章 A・・ドラパートの美しいメロディー、頑張って!! 

     4楽章 リズムに乗って、鈴も入り大変良かったです。

                 そのうち、accelをかけて練習します。

     1楽章 ドラパートが美しいメロディーを奏でます。

   楽譜担当のAさんが「ドラの新しいパート譜作成」を申し出て下さいました。

  ③ 神様のカルテ

     遅くならないように、余り引っ張らずに演奏して下さい。

     77小節目atempoが指揮者の一番盛り上げたい所なので、ffをfffに変更、

     そしてFのfffをffに変更します。最後に通して「大変結構でした。」と

     指揮者のお言葉がありました。

 

   私事ですが、この曲はピアノのCDを聴いた時から、いつかマンドリンで弾いて

  みたいと思っていた曲です。今回、コンサートでそれが実現し、願いが叶っ

  とても嬉しく思っています。

  ④ 長崎の鐘

     しみじみと、ゆっくり演奏、 シンバルが入って盛り上がりました。

 

 

       今にも雨が降りそうな空模様で、少し早く終わりました。

             皆さま、お疲れ様でした。

   お二人のコンミスNさん、Tさん、くれぐれもお大事になさってください。

         一日も早いご回復をお祈りしております。

 

 

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               楽楽の”おあしす”タイム

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      11回生ギター・パート M.Nさんから投稿をいただきました

 

 

 

 編集者より

  投稿が途切れてきましたので、暫く例会を休んでおられたM.Nさんにこれまでの投稿の続編を

 とお願いをしたところ、「とんでもない!」との返信。昨年暮れに何となく受けた高齢者対象の

 検査で、治療が最も難しいと言われている膵臓癌が見つかり入院・手術をされたとのことでした。

 偶然による?早期発見で手術も無事終了、術後の療養も順調で6日の例会に参加されました。

  楽しくない話題だからと掲載を固辞されましたが、私達が健康で少しでも長く音しめる

 参考にとお願いをしました。

 

 

         油断も隙もありゃしない終章のわたし

 

 長かったコロナの騒ぎもようやく終息に向かって、2023年は久しぶりに落ち着いた良い年になりそうだし、楽楽のコンサートも控えているので、先ずは体調を整えておかなきゃと思っていた11月に、神戸市から大腸ガンの有無を診る検便検査の申込みが来ました。高齢者を対象に毎年無料で神戸市が行っている行政サービスです。

 暫くサボっていたのですが、2019年に食道ガン、2021年に胃ガンに罹って吹田市民病院で内視鏡による切除手術をしていたので、次は大腸が怪しいと思って検査を受けたら潜血反応が出て、大腸ガンの内視鏡検査を受けるようにとの指示が来ました。

 内視鏡検査の結果、大腸の5カ所にポリープがあったので切除、細胞検査の結果、ガンの疑いは晴れました。

 

 しかし、その際に撮った腹部のCT上部に写っていた膵臓に怪しい影が見つかり、

これは地元で施設と実績のある神戸市民中央病院で診てもらうべきだとの意見で神戸市民中央病院に転院、1月15日に膵臓の造影検査で、膵臓頭部膵管に20 mmの腫瘍が発見されました。そして1月19日に胃カメラで胃から膵臓に直接針を刺してガン組織を取る「超音波内視鏡下吸引針生検」を4日間の入院で実施しました。

 吹田の医師が大腸の端に写っていた膵臓のわずかな影に気づかなければ、自覚症状の出るステージ3~4まで放置されて、手遅れとなっていたでしょう。しかもこれは自分よりも地元の病院での対応がベターだとの判断をしてくれました。普段からの医師とのコミュニケーションの大切さが身に染みた次第です。

 

 神戸市民中央病院で、1月25日に私本人と家族が呼ばれて、膵臓ガンのステージは1-Bと診断、転移して手遅れにならないように早急に対処が必要で、次のような説明がありました。

 80才以上の高齢者では患部切除手術は体力的にリスクが高いので、手術は勧めず、抗がん剤による緩解で延命を図る措置が一般的だ。特に認知症の兆候のある患者は手術前後の自己管理に問題があって事故が起こりやすいので手術はしない。

 私の場合、精神的にしっかり(?)していて手術による完治は可能だが、心臓バイパス手術の過去からも血管の劣化が激しいので、手術で心筋梗塞や脳梗塞の合併症で死亡ないし身体障碍を背負うリスクが高い。普通そのリスクは当院では1%程度だが私の場合は血管劣化のためかなり高いリスクを覚悟する必要がある。

 しかし、手術しなければ半年程度は通常の生活が出来ても、その後はガンの拡大や転移などで、精々2年の延命が限度である。

 

  NHK大河ドラマ家康ではありませんがどうする〇〇さん」との宣告でした。

 

 横に陪席していた家族に相談するイトマもなく「手術をお願いします」と即答しました。が、手術は膵臓頭部1/2を切除、胆管・胆嚢・十二指腸を全摘、周辺のリンパ節も転移回避のため切除して、膵液は残した膵臓から胃につなぐバイパスを通して小腸に流すという10時間の大手術だと告げられました。正直、ゾッとしました。

 

 こうして2月28日に手術を受け、幸い合併症もなく最短の3月15日に退院しました。目に見えないガン細胞のことですから、転移の確率を下げるために、4月24日から抗がん剤の飲み薬を六ヵ月のスケジュールで服用を開始しました。

 あとで知ったのですが、世界的な建築デザイナー安藤忠雄さん(81才)は6年前に同じ切除手術をして、2年前に残っていた膵臓にガンが転移、膵臓と脾臓の全摘手術を受けていますが、今もパリ・ミラノはじめ全世界に飛び回って活躍されています。

 ヒトの生命力の源泉はどこにあるのか、考えさせられます。テレビで全盛のサプリではないことだけは確かでしょう。

 

 これは、3年に及ぶコロナ禍で患者と家族と医療従事者との関係が激変したことを実感させられる機会でもありました。未だに家族の面会は全面的に禁止で、危篤や臨終でも病室には入れません。患者と家族の連絡は携帯だけです。その分、担当の医師と看護師が患者に対して24時間100%責任を負っています。私のような手前勝手な生活をして来た患者が事故を起こさないように管理しなければなりません。薬の服用や食事の何を食べ残したかも含めてあらゆる数値を監視しています。ニコニコした美人の看護師が鬼に変わる瞬間に何度もあいました。

 

 膵臓ガンでは退院後も血糖値の計測やインスリンの自己注射など、毎日三食ごとに実施して記録する必要があり、看護師がその指導をします。私はスマホや家電製品を買っても「取扱説明書」をロクに読まずにスグに操作するクセがあり、看護師にそれを読まれて「これは許せない」と医師の退院指示を拒否、完全習得を確認するため2日退院を遅らされました。今では彼女に感謝しています。

 インスリンの自己注射の「自己管理ノート」では、毎日血糖・血圧・体重・運動の記録記入が必要であり、抗ガン剤TS-1の取扱説明書と記録冊子は75ページで、毎日の

体調を詳細に計測・記録して、変調があれば直ちに病院に連絡することになっています。これだけ管理しても膵臓ガンはスキマを突いてくる恐るべき病気です。

 コロナ禍は医療従事者の負担を増やしましたが、セカンドオピニオンの認知と地域連携制度の充実でベストの病院を選択できることになったことに加えて、患者と家族の自己責任を自覚させ、境界線がアイマイだった医師と患者の関係をクリアにした効果は大変大きいと感じています。

 

 学生は就活に忙しい時節ですが、私は年末以来、この五ヶ月文字通り「終活」で多忙な日々を過ごして来ました。もし私が病院から無事に帰還できなければ、遺された家族はその日からこれまで通りの生活ができるだろうか? 出来ません!

 サラリーマン時代に転勤するごとに書いた引き継ぎ書、今回は二度と帰らない最終版です。と思うと、いい加減にしてケリをつけていない問題を多く放置して来たことに気づきました。それらを片付けて、残して引き継いでもらう事柄をまとめること、それが遺された家族の紛争の種にならないようにすること、これを考え出したら膵臓ガンの心配どころではない仕儀となりました。

 

 ということで、今はケセラセラの心境です。11月のうはらホールでのコンサートに参加出来ることを今年の目標として頑張りたいと思っています。

 

                     後 記

       

         膵臓ガンの10年生存率はステージ-1で28.6%、

       ステージ-4に至っては0.8%と100人に一人もいません。

             早期発見が何より大切です。

 

      添付: F230316-1 がん10年生存率 ステージ別 (読売新聞2023/3/16)

 

編集者より 上記新聞記事をいただいていますが、オアシスに添付することが技術不足でできていません。

 

       F230316-1 がん10年生存率 ステージ別  をクリックしてご覧ください。

 

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       休会中の11回生ギター・パート F.Mさんの近況報告です

 

   5月4日、神戸・本山のだんじり祭りにF.MさんがNさん夫妻の事務所にふらりと

   来られた時の写真です。お元気そうで、本人の了解を得ましたので紹介します。

 

更新日:2023/05/11