2023年11月18日 第10回コンサートレポート


 

指揮者 S.Ikさんのレポート

                   < 一 部 >

 

 令和5年11月18日(土)、晴天に恵まれ「うはらホール」にて楽楽神戸の節目となる第十回コンサートが開催されました。出演者の皆さん、賛助出演・アナウンサーの方々、そして実行委員会の皆さんお疲れ様でした。

 

 

 一曲目の「レナータ」の245小節目の2拍目!!一瞬の静寂…そしてフィナーレへ!

直前のリハーサルでもその部分はいくつか音が聞こえていたのに…さすが本番の皆さんの集中力はすごかったですね。私は指揮台で鳥肌がたちました…

           そして、今日は最高のコンサートになると確信しました。

 

「神様のカルテ」もよかった!…全パートが流れるように、歌うように演奏していただいて、観客の皆様に感動を与えたことと思っています。

 

 3曲目の「栄冠は君に輝く」。合唱団を入れて観客の皆さんと一緒に歌っていただいた企画は大成功ですね。楽しいコンサートになった一つの要因でしょう。

「栄冠は…」について、私の反省点は1,2,3番とも同じスピードでするべきだった点です。当初の編曲は歌の伴奏としての編曲ではなく、オーケストラ(アンサンブル)の演奏を聞かせるという形で考えて、3番はテンポを少し落としたマーチ風に変化をつけたほうが良いと編曲したのですが…

 この曲は歌の伴奏という形ではテンポは変わらない方が(合唱団の方々にとっても)良かったと(ビデオを見てから)思いました。

 

 4曲目の「歌謡…」も評判良かったです。やはり、コンサートではお客さんのよくご存じな曲を1,2曲はプログラムに入れるという形がいいですね。

 

 最後の「山の印象」。自分でも大好きな曲ですし、1楽章のドラ、セロのメロディーは何度聴いてもいいです。本番でも、ドラ・セロパートの皆さんのお顔は優しく、楽しんで演奏されてる様子でした。フルートの音色もすごくいい感じで入っていましたし、打楽器も効果的に聞こえ、お客様からのアンケートでも好評でした。

 

 50数年ぶりに指揮をさせていただいて、このような最高のコンサートに出会えたこと。これも楽楽神戸のメンバー全員の練習の賜物と感謝しています。

 

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指揮者 S.Imさんのレポート

                < 二 部 >

 

 第9回のコンサートがコロナの影響で流れ、4年ぶりのコンサートになりました。

  舞台を見ると初冠雪があったように頭部が白く輝き、時の流れを感じます。

 

 この4年の間に我々は残念ながらお二人の大切な仲間を亡くしました。又、体調不良などで残念ながら参加できない方もおられました、が、新しい仲間も少しずつ増え、合宿会員の方も遠方から4名が参加されて、総勢49名のステージとなりました。

 フルートの穴を補うため急遽賛助出演として参加いただいたN.Mさんに感謝です。

 

 「瑠璃色の地球」 簡単そうにみえてなかなか手強い曲で、指揮者の力量不足を感じました。が、後半の盛り上がりはフルートの応援もあって「一つしかないこの星を守りたい」という強い思いが表現できた演奏だったと思います。

 他の曲もそうですが、年齢を考慮してピッキングを多用しましたが、曲想とのズレが生じているかもしれません。今後の課題として。

 

 「サウンド・オブ・ミュージック メドレー」 メドレーでは曲と曲のつなぎがポイントになり、練習ではなかなか上手くいきませんでしたが「ドレミの歌」124、125小節も本番に強い”楽楽”を発揮し、スムースにお客様に手拍子をいただけました。

 (一部では歌ってくれ、二部では手を叩いてくれ、そして最後にまた歌ってくれと要求の多いコンサートでしたネ。陰の声)

 

 「いのちの歌」 三度出てくる7連符、間違ってもいいから思い切って強く弾いて欲しいとお願いしましたが、如何でしたか。転調する前後からの盛り上がりと、56小節からの1stと2ndのピッキングでの絡み、練習の成果が出ていました。

 「瑠璃色の地球」と同様、ピッキングとトレモロの使い分けに悩まされ、指揮者泣かせの曲でした。

 

 「パリが燃えているか」 昨年の2月から演奏している曲で、曲想を十分理解して弾いていただけました。が、直前のリハーサルでギターのアルペジオにズレが・・・・

”サー どうなる家康” ではありませんが、心配かけやがって! でも結果オーライ!!

 

 「ファンタジア九州」 何度演奏しても感動する味わい深い名曲ですね。

 リハーサルの時、前指揮者で休会中のK.Sさんからフォルテが小さいという指摘を受けました。楽器の性格上と女性が多いという事情から仕方がないかもしれませんが、音量には絶対音量と相対的音量があり、後者は努力すれば可能です。そのために強弱をしつこく何度も何度も要求してきました。かなり出来ましたが、もう少し・・・

 リハーサルで何度やっても合わなかった後半出足のドラ、全員が心配し半ば諦め?ていたのが、何という事でしょう! 全員がぴったりと合ったではないですか!!

 思わず指揮台の上で拍手をしてしまいました。後で聞くとドラ全員が直前に円陣を組んで気合を入れたとか。ここをクリア出来たらあとは一直線。20年前の演奏に引けを取らない名演奏になりました。指揮者感激!!!そして皆さんにブラボー!!!!

 

 アンコールとお話した途端「六甲おろし」を待っておられた来場者がおられたようですが、残念ながら「愛の花」でした。練習不足でしたが、それがアンコール曲。

 

 最後に恒例の「今日の日はさようなら」を会場一杯に歌っていただき、コンサートが無事終了しました。(ここで私、又、一寸チョンボしましたね)

 

 実行委員の皆様、関係者の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。

 

               

 

                          

更新日:2023/11/28