2022年6月4日 練習風景


ギターパート T.Mさんのレポート

 

       次のコンサートが来秋(9月以降)と決まりました。

   新型コロナの影響を受けて例会活動がままならぬ日々が続きましたが

     やっと軌道に乗っていきそうな感じです。とにかくよかった。

 

    練習は以下の進行でしたが、気の付いたことをいくつか記します。

 

[前半(指揮:S.IM)]

 

  1.「弦楽セレナーデ第1楽章」(ドヴォルザーク曲、今枝詔次編)

   付点4分と16分の組み合わせによるリズムのところ、重心はアタマのベース

   1箇所と考えていいのでしょうか。(記譜どおり)

  2.「君をのせて」(久石譲曲、山本雅三編)

   #59から始まるアルペジオパターン、amと降りてくる16分、aとmの組み

   合わせが一番弱いので、テンポにもよりますが、自分の場合少しもつれ感が出

   てきているので要注意。便法としてのmまたはiの1本指による「かきあげ」も

   試しています。テンポを崩さないようにしなければいけませんがクリアーに音

   は出ます。

  3.「パリは燃えているか」(加古隆曲、武藤理恵編)

   アルペジオの上声にメロディを持ってくるパターン、ギターらしさを発揮でき

   る奏法です。ギターパートには嬉しいですね。

    

[お知らせと休憩]

   誕生日スピーチはY.Y氏(19回)とK.Mさん(38回)

 

[後半(指揮:S.IK)]

 

  1.「丘を越えて(楽楽バージョン)(古賀政男曲、池上三郎編)

   軽快な音楽こそマンドリン合奏の本領。こういう曲は無条件で楽しい。

        なお、ウラ打ちもシッカリ聞こえた方がいいのでは?

  2.「古戦場の秋」(小池正夫曲)

   ① 冒頭のドラ、セロのダブル付点のところ、受ける16分の音の処理につき

   指揮者から次の音にくっついているような感じで弾いてほしいとの指導あり。  

         ② #11のAndanteへのテンポ変化のところ、ここをどういうテンポで行く

   のかは指揮者が決めることですが、その決まったテンポを体に叩き込んで、

   ここを決然と出ていくのがギターパートの役割です。そういう意味でギター

   パートがテンポを握っているということですね。

   ③ その直前の#10、音程上昇だがディクレッシェンドさせる、いわゆる“逆

   り“なっているところ、出来ていないことが多い感じがします。

   ④ この曲の曲目解説の特殊事例として、私が別に所属しているマンドリン合奏

   団7年前の秋、豊中市の住吉神社にある大阪最古の能舞台で演奏したとき

         舞台上で話した曲目解説を当時の司会原稿を再掲してご紹介します。

     聴衆と演奏する場所に合わせて説明に変化を付ける一つの参考です。

 

 

  (前略)今回この曲を選んだ一つの理由は秋に因んでということですが、実はもう一つ理由があり

               少しお話しさせていただきます。

 

  宮司さんのお話しではこの能舞台で最近は本式の能・狂言は演じられていない、(能の)お仕

 くらいなということでした。

 能にお詳しい方もいらっしゃると思いますが、能の演目には「修羅物」というジャンルがあります。

 ほとんどは平家物語から題材をとりますが、敗れ、滅んでいった平家の武将が主人公です。型がき

 まっていてこういう風に進行します。

 

  旅の僧が諸国遍歴の途中源平の激しい戦があった土地(古戦場)に差し掛かりますと、土地(とこ

 ろ)の者だという男が出てきて(これは亡霊なのですが)昔あった激しい戦のこと、散っていった

 武将のこと、またそれにまつわる悲しいエピソードなどを切々と語っていったん消えます。

  後半は夜の場面です。

 僧が読経を続けているところに今度は当時の軍装のままの亡霊が登場します。髪は乱れ、鎧はズタ

 ズタ、手も足も傷だらけです。再び彼は語り、激しい戦の有様を舞い、未だ成仏できずにいるから

 ぜひ供養してくれと頼んで、夜が白々と明け初める前に消えていきます。最後は地謡の大合唱の中

 彼はめでたく成仏して終わります。

 

  作曲者・小池正夫さんはさしずめ旅の僧であり、亡霊こそ出てきませんが、自身がその思いを昔

 あった激しい戦の場に馳せ、あるいはタイムスリップして、あたかも眼前で展開されているかの

 うな臨場感を味わい、また現実の時間に戻ってくる。能の場合は過去から亡霊が現在の時間に入り

 込んで昔を語り、戦の模様を表すという違いがありますが、趣に共通するところがあります。

 

   このたび能舞台ということで、私たちはぜひこの曲を演奏したいと楽しみにして来ました。

             それではお聴きください。「古戦場の秋」です。

 

 

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               楽楽の ”おあしす” タイム

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         休会中の25回生J.Sさんから投稿を戴きました

 

 

  先日、I代表とN夫妻が遠路自宅までお越し

くださり、皆様からの「感謝のDVDレター」

を頂戴しました。

早速、拝見しましたので、御礼と感想を述べ

させていただきます。 

 

 冒頭、派手なBGMが流れ、どこかのジャズ

バンドの登場!かと思わせる音楽編集でした

が、すぐに懐かしく聴き慣れた楽楽・神戸の

例会音楽が始まりました。

 

 フランク・シナトラで有名なマイ・ウェイ、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナ、チャップリンのマンドリン・セレナーデと名曲が続き、最後に鈴木静一の山の印象。改めてオリジナル作品の曲の力を感じさせる演奏でした。

次に、パート順に皆様お一人お一人の感謝のメッセージでお顔、お声を拝見し、年月の積み重ねを感じつつ、そのお言葉を私の心に刻み、元気をいただきました。

本当にどうもありがとうございました。

 

 先般のアンケートの結果、来年の秋に第10回演奏会を開催されるとのこと。節目の目標ができ、例会活動にも一層気持ちが高まり集中できることと思います。

I代表に平均年齢をお聞きすると75歳とのこと。老いには抗えませんが、それを受け止めながら体力・気力を充実させ、これからも皆様どうぞお元気で楽楽・神戸らしい音楽を奏で続けていってください。

 

       以上、DVDレターへの御礼と激励とさせていただきます。

 

               最後におまけですが

 

   私の好きなクラシック交響曲のマイベスト10をご紹介させていただきます。

            (1作曲家あたり1曲とします)

 

   第1位 ブラームス 第1番          第6位 モーツァルト 第40番

  第2位 ベートーヴェン 第5番「運命」    第7位 チャイコフスキー 第4番

  第3位 ドヴォルザーク 第8番「イギリス」  第8位 ブルックナー 第4番「ロマンチック」

  第4位 ショスタコーヴィチ 第5番「革命」    第9位 ベルリオーズ 「幻想」

  第5位 シューベルト 第8番「未完成」          第10位 シベリウス 第2番

                  

      50人いれば50とおりのマイベスト10があると思います。

  マーラー、メンデルスゾーン、シューマンなどが入ってくるかもしれませんね。

     あるいは、ベートーヴェンの第九、ドヴォルザークの新世界より、

     ブラームスの第4番なども・・・。

                       それではまたの機会に。

 

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                    ♩♩♩ ”コンサート”  ご案内 ♩♩♩

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    マンドリンアンサンブル アマービレ AFTERNOON CONCERT

 

   K.TさんとH.Kさんが所属されている”マンドリンアンサンブル アマービレ”に

     H.Kさんが所属されている”アンサンブル済美”が共演するコンサートです。

 

         日 時:2022年6月26日(日) 13:30開演

         場 所:宝塚市立東公民館(阪急山本駅下車)

更新日:2022/06/07