マンドリンパート K.Iさんのレポート
今年は梅雨入りの順番が変則的だったようで
2005年以来17年ぶりとか・・・・
先日までの湿度の少ない爽やかさはなく
さすがにジメジメした感じがする日でした。
三ノ宮勤労会館2Fの多目的室での練習です。12時半頃にはメンバーが集まり始めましたが、広い会場にちょっといつもより少ない感じ。三ノ宮駅から近くて便利だったこの会場も、今日でおしまいとのこと。これからは、新しく開館する「中央区文化センター」(新中央区役所ビル・神戸市役所西側)になるとのことでした。
コロナ禍の中で、よく使わせて頂いたこの会館が、思い出の場所となりそうです。
★13:00〜14:30
S.Ik指揮
1.丘を越えて(楽楽バージョン)(古賀政男曲、池上三郎編)(2022.4.16版)
Andante、Allegretto、Andante moderato, Allegretto と速さが変わるこの曲は リズム通りに弾けるように。16分音符のところは遅れ気味になっているところもあるが、もつれそうなときは1拍目をしっかりと合わせて弾くように。
1stと2nd が同じメロディを交代で弾く#37・#135 からの箇所を何度も練習した。
最後にお二人のコンマスに聴いてもらった。バッチリで凄くよかった!!低音パートがよく音が出ていてよかった、マンドリンパートも頑張って!!楽しく弾いている感じでよかった等々、お褒めの言葉を頂いた。
思わず歌いたくなるこの曲は、弾いていてとても楽しい。
次回からは夏の高校野球に合わせて「栄冠は君に輝く」を新しく加えますとのこと。「うわ~、楽しみ!!」朝ドラで見たあの場面を思い出す。
山崎育三郎さんが甲子園球場?でこの唄を歌っていましたね!
2.古戦場の秋(小池正夫曲)(2022.4.16版)
哀愁に満ちたもの悲しいこのメロディーは、先日亡くなられたY.Kさんを思い出してしまいます。ソロのところをいつも弾いておられた記憶があります。
2のところは遅れ気味になっている。指揮を見て!メロディのパートは、ギターがリズムをしっかり刻んでいるからよく聴いて弾くこと。繰り返しの時も指揮を見る。
#73は指揮を見て、rit. をそろえるように。5は少し前から盛り上がって、思い切り弾く。#92は3拍目の後、間をとって、指揮を見て4拍目を弾くこと。勝手に4拍目を弾かない。そして最初に戻る。
最後に指揮者の尊敬するH.Nさんに聴いてもらい、感想を。「現役の時から何度も聴いているこの曲ですが、今までで一番いいとは言いがたい。が、よかったです。
しかし、全体にもう少し丁寧に弾いたらという感じがした。」とのことでした。
★14:30〜15:00 体操、お知らせ、休憩
今日はS.Oさん出席で体操をして頂いた。ほんの少しの時間でも、じっと椅子に腰掛けているより、手、足、脚を動かすことによって、随分と体がほぐれた感じがする。
会員の誕生月のことで、係のY.Sさんから、6月までで18人
いたが、7月生まれは誰も申告なし。今日の出席者にも訊いたがいない。8月が5人いるので、3人と2人に分け、8月と9月の
2回1分間スピーチをしてもらう、とのこと。
その他、2名の会員情報の報告。H.Mさんは家族の事情で9月まで休会。もうおひとりのF.Mさんは入院中、よくなられたら又参加されるとのこと。
お知らせの番外編で、Y.O さんが14日の日本経済新聞の記事を持ってきて掲示、
紹介してくださった。マンドリンのことがこんなに大きく取り上げられるのは珍しいとのこと。2000年に亡くなった日本のマンドリン界を牽引した中野二郎さんのことを研究しまとめた本が出版された。
著者は、マンドリン史研究家 工藤哲朗氏、書名は「中野二郎とマンドリン」
この人の曲を演奏したことがないという人はおそらくいないでしょう。
私が一番覚えているのは「旅愁を主題とするマンドリン変奏曲」
他にも大曲がたくさんあったと記憶している。
★15:00〜16:25
S.Im 指揮
1.弦楽セレナーデ第1楽章(ドヴォルザーク曲、今枝詔次編)(2022.5.7版)
ホ長調からト長調、又ホ長調に代わる曲で、全体に優しく、繊細な感じの曲。
フォルテでも強い音は不釣り合い。各パートが主役になっているから、一つのパートだけが大きい音を出さなくてもよい。#12・#47は少しrit. #17 からは同じ旋律が三つ出てくるが、徐々にまとめて音を上げていく。A・Bはトレモロ、Cはピッキング
Eは再びトレモロ。綺麗な音で、フォルテでもそんなに音を出さなくてよい。
#73から音小さく、少しゆっくりする。#75からセロは弾きにくいと思うが・・・
最後は、各パートが順にテーマメロディを弾いていく。
指揮者の感想では、前回よりまとまってきたとのこと。
2.君をのせて(久石 譲曲、山本雅三編)(2022.5.7版) 編曲者の名前の確認。
これまでと変わった箇所は、#84,#88の三連音のところをピッキングではなく
トレモロで弾くように。
3.パリは燃えているか(加古隆曲、武藤理恵編)(2022.5.7版)
先日からNHKテレビの「映像の世紀」を何回か見ていて、この曲が聞こえてくると
胸が高鳴る想いがする。世界の様々な過去の出来事や人物を、歴史的な観点に立って掘り下げてくれるこの番組に私はとても感銘を受けている。この番組にぴったりの曲だと思う。三連音のメロディの箇所はなんとも言えないやるせない雰囲気を感じる。
練習が終わりかけた頃、このタイトルにかけて、指揮者が窓外に目をやりながら「雨は降っているか?」とひと言。みんなの笑いを誘う。ほんとに降ってきた!
急いで後片付けをして、会場を後にした。しかし、付近の建物もこの勤労会館と同じく再開発の一角になっているらしく、シャッターが下りたり鍵がかかっていたりして
今までのように中を通り抜けて、すんなりと駅まで行くことが出来なかった。
JRにのって須磨あたり、お日様が雲間から覗いてきた。
さて、今年はどんな梅雨になるだろうか・・・・
編集者より
♩コンサートのお知らせ♪
田坪さんと梶村さんが出演される
マンドリンアンサンブル アマービレ
6月26日(日)13:30から
宝塚市立東公民館で開催されます
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
楽楽の ”おあしす” たいむ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回も投稿がありませんので自主企画です。
マンドリン アンサンブル <楽楽・神戸> 誕生前の秘?話
ーその2ー
1996年9月頃、現役の定演や恒例の新年会などに顔を出している京阪神姫近辺在住のオールド弦友会員に対して ”楽器で遊ぼう会” と銘打った合宿開催の呼び掛け文が
送付されました。それに呼応して集まったオールドOB・OG18名の合宿による演奏活動が楽楽・神戸の卵となったところから今回はスタートします。
(尚 記事と写真とで食い違いがあるかもしれません)
“楽器で遊ぼう会”開催の案内文
(呼びかけ人14回生A,Kさん・M,Tさん・H,Nさん 15回生R,Kさん)
日 時: 1996年 11月16日(土)~17日(日) 一泊二日
場 所: ココス研修所(三田市、JR福知山線藍本駅より車で10分)
概 要: 合奏する、宴会(自炊)をする、森を散歩する、昔話や将来の話をする
個人練習をする、近くの名所を訪れるetc.
予定曲: アルハンブラの思い出(合奏に編曲)、ミュージカル名曲集(中川編)
黎明序曲(鈴木静一)
参加者に送られた「”楽器で遊ぼう会”のご案内」
集合場所: JR福知山線「藍本」駅前
集合時刻: 1996年11月16日(土)午前11時40分
概略予定: 集合後、自動車に分乗して合宿所(ココス三田研修所)へ
到着後、部屋割、昼食(すし)、調弦、会場準備等
2時ごろから 練習、合奏(合奏になりますように)
7時ごろから 風呂、大宴会(食事はすきやき)
?時ごろ 就寝
17日(日) ?時起床、朝食(パン、牛乳)
その後は希望によって適当に決めましょう
(合奏、個人練習、立杭焼、永沢寺、篠山城下町、青野ダムetc)
世 話 役: マネージ・会計及び酒調達係:A.Kさん、M,Tさん
会場および周辺観光案内係:R,Kさん
必要な物: 楽器、楽譜、ねまき、タオル、歯磨きセット、お金(数千円程度)
音楽監督及び総指揮: 横浜のY,Sさん
これをきっかけにSさん夫妻は合宿の度に横浜を深夜出発し
夜中高速道路を突っ走って翌早朝合宿所に到着するという
無謀な?離れ業を続ける羽目になります。
合 奏 曲: アルハンブラの思い出 F,Tarrega 作曲
ミュージカル名曲集 中川信良 編曲
黎明序曲 鈴木静一 作曲
参加者: 18名
写真から想像するしかないのですが
しっかり合奏している様子は垣間見
られます。
どう数えてもそれ以上いるようです。
中には楽器を持たずに宴会だけという
人もいたとかいないとか?
ま―それもよし、
なにしろ・・・で遊ぼう会なのですから。
合宿に備えて事前練習が10月20日、11月3日の2回、午後2時からH,Nさんの事務所に
於いて打ち合わせテーブルを挟んで行われています。
”楽器で遊ぼう会” が一夜?にして ”楽器を楽しもう会” に
生まれたばかりの卵が、どのように孵化をして名称が変わったのかは不明なのですが
(ご存知の方は是非教えてください)
孵化して「ひよこ」となった”楽器を楽しもう会”がいよいよスタートします。
・1997年 ”楽器を楽しもう会” 春の合宿・
日 時: 1997年5月3日(土)~4日(日) 1泊二日
場 所: ココス三田研修所
集 合: 5月3日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 集合後、車に分乗して合宿所へ
到着後、部屋割り・諸注意・昼食(寿司)・調弦・会場準備
1時半から 合奏練習・休憩・再び合奏練習
7時頃から 入浴・宴会(食事はしゃぶしゃぶ)
10時頃から 夜の語らい
翌4日(日)
7時半頃 起床・朝食(パン、牛乳)
9時から 合奏練習・休憩・合宿最終仕上げ合奏
昼食 おにぎりと故T,Oさん手製による手打ちそばを戴きます
その後は天候、希望などにより適当に決めましょう
音楽監督及び総指揮: 横浜のY,Sさん
合奏曲: マンドリニストの群れ C,A,Bracco 作曲
帰郷(ハイムライゼ) 宮田俊一郎 編曲
オリーブの首飾り 宮田俊一郎 編曲
日本のうたメドレー 中川信良 作曲
参加者: 15名
事前練習が4月13日(日)4月27日(日)午後2時からH,Nさんの事務所で
行われています。
・1997年 ”楽器を楽しもう会” 秋の合宿・
日 時: 1997年11月15日(土)~16日(日) 1泊二日
集 合: 11月15日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 前回春の合宿と同じで省略
世話役に おやつ、つまみ調達係が追加
音楽監督及び総指揮: 横浜のY,Sさん
合奏曲: 序曲「二長調」 K,Wolki 作曲
山獄詩 M,S,Simone 作曲
序曲「魅惑島」 J,B.Kok 作曲
アメリカ民謡集「駅馬車の旅」 中川信良 編曲
+ 城ケ島の雨 義田耕三 編曲
参加者: 25名
事前練習が10月18日(土)11月8日(土)午後2時からH,Nさんの事務所で
行われています。
・1998年 ”楽器を楽しもう会” 春の合宿・
日 時: 1998年5月16日(土)~17日(日) 1泊二日
集 合: 5月16日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 前回秋の合宿と同じで省略
音楽監督及び総指揮: 横浜のY,Sさん
合奏曲: パストラル・ファンタジイ 藤掛廣幸 作曲
浜辺の歌 中野二郎 作曲
北の国から 中川信良 編曲
シクラメンのかほり 下浦 靖 編曲
参加者: 22名
事前練習が4月18日(土)5月2日(土)午後2時からH,Nさんの事務所で
行われています。
・1998年 ”楽器を楽しもう会” 秋の合宿・
日 時: 1998年12 月5日(土)~6日(日) 1泊二日
集 合: 12 月5日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 前回春の合宿と同じで省略
音楽監督及び総指揮: 横浜のY,Sさん
合奏曲: クリスマスソング・メドレー 中川信良 編曲
黒田節幻想曲・よさこい節 平吉功樹 作曲
ロシア民謡集「ヴォルガは流れる」 中川信良 編曲
ポーリシュカポーレ=草原の唄= 編曲者不明
+ パストラル・ファンタジイ 藤掛廣幸 作曲
哀しみ本線日本海 川崎富康 編曲
参加者: 24名
事前練習が11月14日(土)28日(土)午後2時からH,Nさんの事務所で
行われています。
この写真が何時の事前練習風景なのか不明ですが
このように練習をしていました
常設の楽団を作ろう
1999年1月3日 恒例のオールド弦友会の新年会(三宮・千人代官)に於いて
故Y,Kさんから「合宿を発展させて常設の楽団をつくろう」との呼び掛けがあり
全員賛成!
これまでは合宿が例会で、その準備として事前練習(自主参加)を2回ほど
行ってきましたが、2月から名称はそのままで
月1回の例会を東灘区民センター音楽室・視聴覚室で行うことになりました。
勿論合宿はそのまま継続で!
(2001年9月から例会を月2回に変更しています)
1999年3月1日に発行された“楽器を楽しもう会”の会員名簿には
音楽総監督に 横浜のY,SさんS.Sさん夫妻
正会員に 9回生から17回生 21名(家族会員2名含む)
合宿会員に(例会には参加できないが、合宿には参加したい)9回生~17回生 6名
計27名の名前が登録されています。
(この中で残念ながら、12回生Y,Kさん、M,Tさん、
15回生T,Oさん、K,Sさんがその後お亡くなりになっています。)
これまで音楽監督及び総指揮として横浜から来ていただいていたSさんご夫妻に
これ以上お願いするわけにいかず、何となく指揮者にY.KさんとS,Iさんに
事務局にNさん夫妻 会計にA,Nさんで運用を開始しました。
以降、例会の記録が残っていませんので、合宿を紹介します。
・1999年 ”楽器を楽しもう会” 春の合宿・
日 時: 1999年5月29日(土)~30日(日) 1泊二日
集 合: 5月29日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 前回秋の合宿と同じで省略
合奏曲: パストラル・ファンタジイ 藤掛廣幸 作曲
童謡集Ⅱ 中川信良 作曲
百万本のバラ 中川信良 編曲
シボネー 中川信良 編曲
風と土の祭り 藤掛廣幸 作曲
参加者: 26名
・1999年 ”楽器を楽しもう会” 秋の合宿・
日 時: 1999年11月20日(土)~21日(日) 1泊二日
集 合: 11月20日(土)午前11時40分 JR福知山線藍本駅前駐車場
予 定: 前回春の合宿とほぼ同じ
6時半から 入浴・宴会(食事は”割烹穂高”シェフによる出張料理予定)
10時頃から 夜の語らい
翌21日(日)
8時から 朝食(パン、牛乳)
9時から 合奏練習・休憩・合宿最終仕上げ合奏
昼食は故T,Oさんによる手打ちそば
合奏曲: ポール・モーリア特集 中川信良 編曲
ひまわり 中川信良 編曲
シング 中川信良 編曲
他 風と土の祭り・バクダッドの太守・旅愁の主題とする変奏曲
川の流れのように・ファンタジア九州 など
参加者: 27名
ココス研修所の外部写真が見つからないので、2004年の写真を代用しました。
1999年より参加者が随分増えていますね
20世紀もまさに終わろうとしている1999年9月
「木曽駒高原における合宿適地調査結果報告書」という怪しげな報告書が日本合宿
学会近畿支部から発表されました。とりあえずその報告書によりますと
目 次
木曾駒高原合宿適地第1次調査隊名簿
隊 長:11回生H,Mさん道案内 副隊長:14回生T,Aさん(東京地区代表)
道案内:15回生R.Kさん 隊 員:14回生H,Kさん 同M,Tさん、同A,Nさん、同H,Nさん
報告書の内容を読んでみると、関東・関西のシニア弦友会員が共に集まって合宿を楽しめる場所を探そうという報告書です。詳しく書くに値しない内容につき(調査隊は真剣だったようですが)知りたい方は日本合宿学会近畿支部に聞いてください。
(こんな支部はあるはずがありませんが)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この間、故T,Oさんの親友である「工房 若林」の若林信一さん主催の
”奈良の奥山で秋の味覚・音楽・おしゃべりを楽しむ集い”に有志が参加しています。
日 時: 1999年10月24日(日)11:00~17:00
場 所: 奈良県山添村「工房 若林」
プログラム: マンドリン演奏 楽器を楽しもう会(14名参加)
ギターの弾き歌い 上田新平・真理子夫妻
蔵助ソバ実演 故T,Oさん
お楽しみ抽選会 丹波産松茸・栗 総本家八百松老舗 提供
額・まな板・丸太イス 工房若林 提供
山添村の新米・いも 等々
この写真は2000年秋に若林工房の展覧会参加の時のもので、右側お二人が若林ご夫妻です
この会がご縁で2000年7月23日に開催された
「山添村サマーコンサート2000」で初舞台を踏むことになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マンドリンアンサンブル<楽楽・神戸>の誕生
21世紀を迎えようとしている年の暮れ
何故、何時そうなったのか、詳しいことは記録にないのですが
”楽器を楽しもう会”というヒヨコが成長して<楽楽・神戸>に
変身するところは、次回に!
更新日:2022/06/21
Category: 練習風景