2017 年7月15日 練習風景


 ギターパート H.Kさんのレポート

 

「夏が好き されど昔の夏が好き」

 

先日見かけた朝日川柳、天声人語の筆者もこの句に何度もうなずいたとか・・。エアコンもシャワーもそして携帯もなかった昔の不便だったころの夏が、なぜか懐かしく思い出される猛暑日の続く7月第2例会。そんな猛暑にもまた寄る年波にもめげず多くのメンバーが参加。

 

第7回演奏会を終えて、新体制への過渡期で指揮者3人体制でのスケジュールで開始。

先日のパートに分かれての話し合いで、指揮者の持ち時間が90分単位では高齢者となった我々にはハードで疲れる。60分単位で10分休憩をとって腰をのばしたり肩を回したりして軽く運動を・・

という意見が出てたが、今日のスケジュールはほぼそれに適っていると思われた。

 

S氏指揮(13:10~14:20)

「ナポリの風景」より第3楽章と第4楽章。この曲は今回の例会で一応終了とのこと。

「入り江を照らす満月」・・ギタ-は前のめりになってリズムを刻むのでテンポが乱れる。

「頭の8分休符をしっかり休んで・・」とのこと、首を振ってリズムをとると走らない。最後の3小節もやっかい。rallで合わせにくく、しかも3拍分休んだあと高音部の和音で綺麗に締めくくるはずがなかなかポロロンと決められず微妙にずれる。すっきりしないまま終了。

「祭日の悪戯っ子」・・又の機会の折には、個人的には最後の速いテンポの3連符のところなど弾けるようにしたい。

「序曲ニ短調」・・ Piu mosso のところ最初は単音なので速さになんとかついていけても和音が次々推移していくところはまったくついていけない。「ギターの音が聴こえてこない」と言われてもねぇ-、ちょっとお手上げ状態!しかたないので一番高音だけ弾いて対応した。今後みっちり練習すればなんとかなるかも・・・。それともディビジョンかな?

 

O氏指揮(14:30~15:30)

助っ人指揮者としての任期は今回で終了とのこと。助っ人、ありがとうございました。

「愛と悲しみの果て」・・指揮者から「美しい曲なので味わいながら演奏して欲しい」とのこと。

「中間部については断片的なメロヂィ続きどうとらえればいいか難しいが、川の流れをイメージしてはどうか」とも。

「エストレリータ」・・ギター版を練習したことがあり。ゆっくりなテンポなのに5連符や装飾音符があったりでなかなか綺麗には弾けずアラばかりが目立ち苦手だった曲。マンドリンアンサンブルで弾く方が気楽で楽しめる。

「凱旋行進曲」・・ドラがメロディのお馴染みのところはギターも伴奏していて楽しい。又の機会に取り上げてもらいたい曲かも。

 

新運営委員選出(15:30~16:20)・・新運営委員に決まった方々お引き受けくださりありがとうございます。

<新事務局にK氏が決定>

「パソコンが得意ではないし、前事務局のように枕詞風の時候の名文は思いつかないので、たぶん事務的な例会案内になりそう」とのこと。「事務局の仕事は多岐にわたっているだろうけど、楽譜などはどうするのか」という質問があり、楽譜に関しては今までどおり入力隊としてNさんのほうでやってくださるとのこと。Nさん長い間<楽楽・神戸>の活動を事務方として支えてくださりありがとうございました。

<正指揮者にS氏とI氏が決定>・・候補に挙がっていたIさんが辞退された。

今後の指揮者育成については新旧の運営委員会で話し合うことになった。

<代表にT氏が決定>

推薦されたT氏とK氏お二方とも「推薦された方は辞退せず受けて立つように」と事前のお達しと、また推薦した方々からの期待に応えてくださった結果、選挙で決めることとなった。結果は5票差でTさんに決定。「高齢者の逆走が問題になっているけれど、逆走しないようにがんばります」とのご挨拶。

<コンマスは未定>コンマスに8人の方が推薦され、8人とも辞退されたが、その8人とも「絶対できないという確かな理由はない」とのことなので今後運営委員会でどうするか決めていくとのこと。

 

新運営委員選出に時間がかかったので残り時間がわずか20分

I氏指揮(16:30~16:50)

「Amapola」はスペイン語で「ひなげし、虞美人草」とのこと。副題にPretty Little Poppyとあるのに今頃その意味に納得。それにしても「ひなげし」が「虞美人草」とはこの年になるまで知らなかった。漱石の「虞美人草」を読んだ昔は葵のような花を想像してた。分野違いのところでひとつ賢くなった。

「ベサメムーチョ」はMuchoが「たくさんと」いう意味で「Kiss me Much, (Kiss me a lot)」とのこと。流行したころ「ベサメ ムーチョ」の意味などまったく知らずに口ずさんでた。無知だったな。これで二つ賢くなった。

ところで最後の和音で推移するギターの聴かせどころが指揮といつも合わなくて悔しい。

そのあと、大急ぎで「奥様お手をどうぞ」「見上げてごらん夜の星を」「星影のワルツ」を弾いて例会終了。

皆様、お疲れの様子。

 

先輩諸氏方は「ちょっと一杯のビール」ではなくコーヒー飲みに連れだっていつもの喫茶店に・・・。

「飲むならやはりこの時期ビールよね」と思いながら私は主婦の役目の夕食のためまっすぐ帰宅。

 

(暑かった!)      

 

 

 

 

 

更新日:2017/07/17