みなさま、20周年記念7thコンサートのご成功、おめでとうございます。
これも実行委員の皆様や、一生懸命に練習努力して来られた皆様のお蔭です。有難うございました。
第二部の大西プロとのキャッチボールは、「楽楽・神戸」ならではのプログラムでした。指揮者のアイデアを大きく膨らました実行委員の方々のご協力もあり、20周年
コンサートをより楽しく祝う事が出来ました。聴衆の方々も満足してお帰りになったことでしょう。
第一部の方は、マンドリン・オリジナルの世界で、相も変らぬ愚直な選曲方針で、
どれだけ20周年記念演奏に貢献出来たかは解りません。しかし、マンドリンオーケストラの演奏を初めて聞くと言う音楽好きの友人達のオリジナル曲に対する感想は、共通して「大変良かった」とのコメントで意外な驚きでした。
その内の一人が演奏後に次のようなメールを送って来ました。
「楽楽・神戸20周年お目出とう。さすが神戸大学、良かったよ。マンドリンコンサートの本格的なのは初めてではないかと思います。こんなに良いとは想像していませんでした。あれだけの楽器でクラシックシンフォニーに似た演奏が出来るのに感心しました。またチャンスが有れば呼んで下さい。」
(彼はトランペット奏者で急用があり、第一部終了後に帰りました)
マンドリンオリジナルは一般向けしないと思っていましたが、初めて来てくれた他の友人夫婦のコメントは、妻は「交響的前奏曲」が一番良かったと言い、僕は最後の曲は少し重たかったが、「初秋の唄」は情景が浮かび良かった。(二人はAmerican StandardやMusicalのファン)とのことでした。
マンドリン音楽関係者の批評はもっと細部に渡り、苦言も多いと想像しますが、初めて聞いたマンドリンオリジナルに対する、音楽愛好家の反応は私にとっては意外であり、非常に好意的でした。音楽好きならジャンルを問わず、良い曲の真剣な演奏を、良い音楽と感じてくれるようです。
今年の演奏も本番に強い「楽楽・神戸」の実力が出ましたね。細部にこだわらぬ伸び伸びした演奏が出来たように思います。私も指揮をするのは3度目で、ゆとりを持ち、楽しんで指揮をすることが出来ました。また、このような機会を持ちたいと強く思いました。
○「序曲第3番ニ長調」は、最後に選曲された曲です。他の2曲は早くから決まっていましたが、その2曲がpp、ppppで終了することから、華やかに始まり賑やかに終了する曲を探しあぐねていましたが、コンマスからのお勧めがあり、やっと選曲できました。譜面は管楽器パートが多く、その重要な部分を該当しそうなパートに振り分けて演奏して頂きました。如何でしたか。
曲は、♩=150程度でスタートしました。少し遅いかな、と思いながら進めました。途中で子供が騒ぎ始めたため騒音が気になり、タメを取らずに進んだ所がありましたが、予期通りに華やかに終わることが出来ました。20周年記念演奏会のオープニングにふさわしい演奏ではなかったでしょうか。
○「初秋の唄」を初めて練習したのは、2016年2月20日でした。1年以上も練習して来ましたが、相変わらず良い曲ですね。ギターの雨音も秋雨の雰囲気が良く出ていました。 crescendo、decrescendoを、どちらも遅く掛けることに注意を払ってくれていました。AndanteからAllegro non troppoへの移行も非常にスムースに行き、安堵していました。私の大好きなMeno mossoでは、みんなの美しい演奏を聴きながらうっとりとして振っていました。2度目のAllegro non troppoの所は速度をなかなか決めづらく、本番では少し早く(♩=132超?)始めたようです。空中分解を恐れながら指揮をしていましたが、みんながよく耐えて、最後まで弾き切ってくれましたね。
ありがとう。続くコンマスのソロは自信にあふれた最高のソロでした。全て本番に強い演奏でした。
○「交響的前奏曲」は、計画通りに粛々と進みました。ギターパートもrit.の所を上手く合わせてくれました。でも、1カ所だけハラハラした所がありました。それはHの所でした。Animatoの指示に基づき、生き生きと速度を上げて演奏して行きますが、2小節間程が乱れ、分解しそうになりましたが立ち直りましたね。感情が高ぶり、指揮が無意識に速くなったからかもしれませんが、それなら、ゴメン。
曲は練習通りに進み、計画通りに終わりました。難しい名曲に真摯に挑戦してくれた皆様に拍手を送ります。曲が終わった時に、皆様に静かに拍手をしたのを見てくれましたか? 私からの感謝と賛辞でした。
演奏会も終わり、また新たな練習が始まります。相も変わらず、愚直に、オリジナルを中心に練習をして行きたいと思っています。オリジナルでも名曲と言われている曲を出来るだけ多く取り組んでいくつもりです。難しい曲もあるかもしれませんが、「楽楽・神戸」風に速度を遅くしたり、弾ける所のみを弾いたりして、名曲を味わって行きましょう。
しかし、我々音楽団体である限り、より良い演奏を目指すのは当然のことです。
下記に注意して練習に取り組んで行きたいと思いますので、ご理解頂き、ご協力をお願い致します。
更新日:2017/05/12
Category: 練習風景