セロパート H.K.さんのレポート
毎年この時期になると不思議というか、気になってしかたがないことがある。
曼珠沙華(ヒガンバナ)は天体学者コペルニクスかガリレイか?残暑の厳しい年も秋の訪れが早い年も、ある日 同じところにいっせいに現れていっせいに咲く。
どうして秋彼岸の到来をあやまたず察知できるのだろう。あたかも自らの出番と本分を十分に認識し、かつ適切に行使していると言わねばならない。曼珠沙華の気になる
ところはその適時性もさることながら、なんとも言い難い不思議な形状である。
50㎝にもなる細長い茎に葉はつかず、不安定なバランスをとりながら、茎とは補色をなす赤い花を咲かせる。花は密集しているが、ひとひとつの花は6枚の花弁と6本の蕊(うち雌しべ1本、雄しべ5本)からなり妖艶な美しさだ。
曼珠沙華とはサンスクリット語に由来し「天上の花」という意味らしいが、花を見て癒されるよりむしろ落ち着かない気持ちになるのは私だけだろうか。
さて例会、城崎中学校の舞台の広さにあわせ椅子を並べてみると、窮屈ではあるが
なんとか舞台に乗れそうだとの感触を得る。
前半と後半で指揮者が代わる際、1st・Mと2nd・Mが入れ替わるが、この移動をいかにスムーズにするか、これも検討課題。そういえば今日はベースマン2人とも欠席だが、このスペースも確保せねば。
□ Sさんの指揮で城崎中学校文化祭ステージの曲の練習が始まる。
まず「城崎中学校校歌」 ゆっくりすぎないよう行進曲風に速度を調整する。
「荒城の月・・・」は強弱の確認、Animatoの部分の乗りが悪いと何度もやり直し、最後の通しでは よくなったと言われホッとする。
「カタリ・カタリ」は3連譜と、それに続く装飾♪の縦を合わせる練習。
「フニクリ・フニクラ」はとにかく強弱対比をしっかり。そして最後は「初秋の唄」
を通して前半終了。
□ お知らせの時間
Oさんから城崎演奏旅行について、往路に砥峰高原のススキ見物を追加する旨、報告あり。また来年1月26日に予定されている加古川市「高齢者大学あずま野学園」での訪問演奏の骨子について説明あり。
□ Iさん指揮の後半の練習へ。城崎での演奏曲、
「ヴォルガは流れる(ロシア民謡集」は各メドレー曲のつなぎの部分の指揮確認、
トレモロとピッキングの区別、強弱のメリハリ、「カリンカ」のaccel部分の繰り返し練習など入念に仕上げていく。
「手紙」~「ふるさと」~「旅愁・・・」を通して例会が終了。
城崎中学校への訪問演奏は実は2回目で、前回は2007年の11月に同じく文化祭に招かれています。今回は<楽楽・神戸>発足20周年の記念行事も兼ねており、楽しい演奏旅行となるよう願っています。さあ出発まで例会あと3回。体調管理はもちろんのこと演奏会直前のケガ 特にありがちな指のケガは禁物、みなさん注意しましょう。
更新日:2016/09/19
Category: 練習風景