2015年7月12日 KUMC創部100周年記念OBステージ(B&C) 練習風景


 

ギターパート T.M.さんのレポート

 

今回記念行事としてのOBステージはA、B、Cの3つに分けられ、私は「昔とったきねづかの会」が中心になっているB、Cステージに参加しました。楽楽からはほかに3名参加のようです。

私は別に「みのおマンドリンクラブ」で指揮をしており、第1と第3日曜日が練習日であるため、これとぶつからない日は全12回の練習日中半分の6回しかなく、これは最低ラインであろうと考え、他の事情が入ってこの回数が確保できないようなら辞退する覚悟で手を挙げた次第です。

 

 

さて、B、Cステージの演奏曲を私の演奏経験に照らして分類してみると次のようになります。

A よく知っているし弾いたこともある   「カルメン幻想曲」(Bステージ)

厳密には今回の遠藤秀安氏の編曲譜面(大西功造プロがソロを務める)は初めてだが、ソロを立ててバックを務める仕立ての編曲では何度か弾いているので便宜これに分類させてもらう。

B よく知っているが弾くのは初めて 「華燭の祭典」(Bステージ) 「グランドシャコンヌ」(Cステージ)

C 弾いたこともなく聴いたこともない 「祈り」(Cステージ)

 

ということで練習が始まり、今日12日が私にとって3回目の参加(通しでは6回目)です。

今日はBステージ先行で「華燭の祭典」から練習開始。指揮の材木氏(58回)は前2回とも欠席で今日初めて本人の指揮に接する。1部と2部のみで終了。出だしのアウフタクトでの入りはやや振りが不明瞭の感あり。慣れるしかないか。今回の練習で総体的に言えるのだが、特殊奏法含めて奏法の解説(確認も含めて)がないので、最後尾で弾いている私は前で弾いている「きねづか」の常連らしきメンバーの手元を観察して納得するという状況です。

 

一例をあげればこの曲の第1部でベース音の下に○が付されている箇所が出てくるが、これはハーモニックスの印でソロ活動でもしてないと直ちにはわからない記号で、確認的にでも説明があってしかるべきところです。

 

Bステージ後半に入る前に弦友会事務局・岡部氏から100周年記念行事に関して広く知ってもらうための諸活動と今後の活動につき報告等があった。

 

Bステージ後半は「カルメン幻想曲」だが本日大西プロは欠席、ソロのいない曲の練習はやりにくいのだが、指揮の高田氏(32回)はソリストとの呼吸合わせが特に必要な個所を意識付けながら要所要所を手堅くさらって終了。

Cステージは「祈り」から練習開始。この曲はクラブの歴史にとってエポックメーキングなもののようです。阪神淡路大震災の後、鎮魂の祈りを込めて小林由直氏に委嘱、初演した作品で、長大かつ賛助楽器の数も多く文字通りの大作です。聴いたこともなかった私にとって今回もっとも難儀するであろうと予測した曲ですが、その通り推移しています。

 

予め配信された音源を聴いてもGパートが何を弾いているのかほとんど分からず、とにかく回数をかせいで馴染むしかないなと練習に臨んで今日で3回目、しかし依然として部分の練習のみで通しは1回もないのです。つまりあまりに長大で、アレコレやっていく練習と同時に通しができないのです。8月16日の11回目の練習日には小林氏に来てもらい、また賛助群が全部そろうので、事務局からは必ず出席するようお達しがありました。その日は必ずや完全通しがあるのでしょう。全容が分からず往生している私としては「みのお」の練習日となっているが相方の柏木君に代役を頼んで是非出席しなければと思っている次第です。

 

今日の最後はCステージ後半の「シャコンヌ」、坂本氏(56回)の指揮で部分練習と1回の通し。同氏からは藤掛さんの要求するfffが本当に出せるのはウチ(きねづか)くらいだろうとのポロリ発言があり、ローカルの合奏団でf一つにも声を枯らしている私としてはまことに「きねづか」はうらやましい合奏団だなと、改めて感じたところです。

 

 

 

 

更新日:2015/07/16