2015年2月7日練習風景


 

指揮者K.S.さんのレポート

 

練習に遅れて参加して音楽室の最初の扉を開けると、上履きスリッパが一足も残っておらず、下駄箱も満杯で靴を置く所が無いほど参加者が多かった。2月に入り、6th定期演奏会まであと3カ月で、メンバーの真剣度が増したのであろう。練習室に入ると、狭く感じるほど出席者も多く、熱気であふれていた。

今日は連絡事項が多いとの事で、練習時間を縮めての練習開始。最初はF指揮者による第二部の曲の練習であった。第二部の楽譜も全て整い、これから本格的な練習が始まる。

練習曲は、

  • ① 平成女性アイドルグループメドレー
  • ② トンヤレ節
  • ③ オッペケペ節
  • ④ 懐かしの大正歌謡メロディー
  • ⑤ サライ
  • ⑥ 麦の唄
  • ⑦ トリッチ・トラッチ・ポルカ -当日配布

①から⑤は第二部のテーマ「懐かしの旋律」で演奏される曲で、弁士を交えて楽しい演出が行われる。懐かしの旋律を演奏していると、どこか心が癒されそうだ。

⑤⑥の曲はアンコールの候補曲で、トリッチ・トラッチ・ポルカは初見での演奏。速度は少し遅い目であったが、初めてにしては上手い出来であった。軽快な曲でアンコール曲に良さそうに思われた。(休憩時の臨時選曲委員会で、トリッチ・トラッチ・ポルカがアンコール曲に決定した)

練習は14:30に打ち切られ、連絡事項の時間となり、下記の連絡・報告があった。

1.6th演奏会のプログラム表紙と裏面の堀口さんによる原画が、I氏より紹介された。四季の絵で、裏面には鯉のぼり。日本の明るい風景だ。これにより、チラシ、チケット、プログラムの作成が続く。

2.例会会場の大きな会場への変更がNさんより報告あった。4月18日と25日の練習会場は、神戸文化ホールに変更される。

3.2014年度会計報告、2015年度予算案

Fさんから、配布資料に基づき説明あり。 これに関して、I氏より繰越金に関して質問あり、多額の繰越金を保持する必要は無く、演奏会の援助等に使用しても良いのではないか? と問題提起された。これに関しては運営委員会で討議することになった。

4.KUMC100について、実行委員長のI氏より報告有。

懸案となっていた、ステージ構成・指揮者・演奏曲の発表があった。実行委員間で決定された様子で、シニア世代(楽楽)をあまり考慮しなかったように思われた。楽楽での月2回の練習プラスKUMC100の練習となると、練習回数も増えて負担を増すことにならぬように日程調整する必要があろう。第1部OBOGの選曲は、少し魅力に欠けるのではないだろうか。耳の超えたシニア世代が、果たして現役の指揮者に満足して就いて行けるだろうか? この件に関しては、I氏から指摘があり、この事も運営委員会で取り上げ、楽楽としての意見をまとめる事となった。

パーティは、「感謝の会」とし、危機を乗り越えKUMCをここまで続けられた事に対する先人に感謝する会であり、ANAクラウンプラザで行われる。

 

15:35からS氏の指揮で、第一部の演奏曲目の練習が始まった。 演奏会の演奏順序に基づき練習した。

  • ① 微風
  • ② 田園風景
  • ③ 茜
  • ④ 舞踊風組曲第二番

今年のS氏の曲は全て邦人作曲家のもので構成されている。イタリアの古典オリジナルは、曲の構成にも単純なものが多く、物足りなく感じたからだろうか。

微風(そよかぜ)は、ピアノの音量で美しい演奏をするのが課題で、なかなか難しい。曲の中でそよかぜが頬をなでる時があり、心地よい。

田園風景の夜の祭の部分は、「村祭り」のメロディーが流れ、杜の鎮守での夜祭の風景だ。テンポは一定した所が大部分で、演奏しやすい。1st MとFluteでカデンツァ風の所の演奏を省くことになった。

茜、これは、部内演奏会のつつじ組が演奏した曲だ。メロディーを各パートが繰り返して演奏していく。各パートの見せどころ、いや、聞かせどころだ。Fluteソロから始まるが、最初の音が的確に出て来るかに不安が残る。

最後の練習曲は、第一部で最も難曲と思われる舞踊風組曲第二番だ。これは久保田孝の曲で、今後も名曲として残るものと思う。変拍子が多いが、これも慣れて来ると身について来た。Bbの所では、1拍目の演奏での妥協案が提示された。これにより、マンドリン系は演奏が楽になりゆとりが生まれる。この曲のストーリーとしては、平和な時、そしてヒタヒタと迫って来る戦い、鎮魂、また迫って来る敵軍、被害も多かったが何とか守り抜いた祖国、といったことを連想する。東欧の風景とはこの繰り返しだったのだろうか。この曲を最初に合奏したのは昨年の四月で、演奏スピードも随分と速くなった。この曲の演奏に楽しみを感じ始めた人も多くなり、演奏会当日はもっともっとまとまった演奏が出来ることを確信できた。

 

更新日:2015/02/25