2015年8月29日 神戸大学マンドリンクラブ創部100周年記念コンサート 感想(J.S.さんより)


8月29日のKUMC100記念演奏会と感謝の会は盛会で何よりでした。

楽しい一日を過ごすことが出来、関係のみなさまには厚く御礼申し上げます。

 

演奏会の感想をまとめましたのでアンケート評価と合わせご参考まで。

 

商神

小ぢんまりと上品過ぎて、躍動感に乏しい。

【Ⅰ部】

汽笛の丘~鳴り継ぐ想い~

商神で危惧された雰囲気がやはりこの曲にもあった。技術的には上手いのだろうが、音楽的には迫って来るものがなく物足りない。もっと「やんちゃ」な音を出さないと、聴く者の感動を喚起することは出来ないことを、現役には知ってほしいと思う。(評価C)

 

浜辺の唄

懐かしいメロディに気持ちがホッとした。(評価B)

 

ローレライ・パラフレーズ

十八番の慣れ親しんだ曲で安心して聴け、現役の音楽にはない何かが私の胸に迫った。(評価A)

 

マンドリンの群

本来の速さより遅めながら、後半にかけてエンジンが回転しだし、それなりに頑張っていたと思う。(評価B)

 

【Ⅱ部】

カルメン幻想曲

バイオリンでよく知られたこの曲をマンドリンソロは超絶技巧で弾きこなしていた。

最後のプレスト?でバックのリズムがやや乱れたのが残念。(評価全体B、ソロA)

 

華燭の祭典

第二楽章のドラ・セロのソロは申し分なし。第三楽章はかなり速めのテンポにも関わらず見事に弾きこなしたのはさすが「きねづか」集団の技か?個人的にはもう少しゆっくりが好みではある。(評価A)

 

【Ⅲ部】

祈り~輝く街へ~

ローネソロとギターソロの圧倒的存在感に拍手!それにしても長過ぎる曲で聞き疲れした。(評価B)

 

グランド・シャコンヌ

本日のベスト演奏で、音楽性・音量ともに申し分なし。最終部分で指揮者がタクトを振らずに左握り拳を

力強くゆっくり身体の左から右側に移動させたあの表現力には胸が一杯になり、指揮者にブラボー!(評価A)

 

2015.8.30 J.S

更新日:2015/09/01