2013年9月21日 練習風景


ギターのM.Nさんのレポートです。

<楽楽> 練習風景 2013年9月21日

9月8日に2020年東京オリンピック開催が決まった。
東北大震災や近隣諸国との問題等があって
鬱々とした世の中の雰囲気がさっと晴れて、
それをお祝いしてか
9月14日にはイプシロン ロケットが打ち上げに成功して、
バンザイ。

ところで、今日配布されたK.F.さん指揮の新曲は
北海道の島崎洋さんの編曲された
「団塊の世代歌謡メドレー」で、
メドレーでつながった5曲の真ん中に
植木等のス―ダラ節が
挿入されている。
これはその後東京都知事になった青島幸男の作詞で、
1961年にハナ肇とクレイジーキャッツで
植木等が唄って一世を風靡したものだ。
これは今にして思えば
高度成長時代を担った世代が
がむしゃらに働いて、
そのほっとしたひとときの
心の隙間を埋めるセレナーデだった。
その時代の象徴が
1964年の東京オリンピックと
1970年の大阪万博だ。
このメドレーで
その序奏とエンディングに
東京オリンピックと大阪万博のテーマ曲が
使われている演出は心にくい。

練習の休憩時間にささやかれていたことは
7年後のオリンピックに
我々は何才になっているかとの自問自答だった。
団塊の世代の最後尾についているメンバーも
70才を超えている。
メドレーの第一曲目「高校三年生」は
遠い昔の夢の彼方、
楽楽の訪問演奏で
聴かせていただく立場になっているかも知れない、
そう想像すると
思わずギターを弾く指にも力が入る。
なにせ2020年のオリンピックまで
3回のコンサートをこなすことになるので、
まだまだ頑張らなきゃ。

さて、K.S.さん指揮の「望洋の詩」では
ピアノからフォルテへの移行が旨く行かず、
何回もやりなおしとなった。
特にフレーズのつなぎ目では
楽譜の指示では表せない「間のタメ」の大切さ
を強調された。

「Granada」では
かつて訪れたアルハンブラ宮殿の窓から眺めた
アルバイジンの丘の向こう
澄みわたった青空の彼方に
夏なお雪をいただくシエラ・ネバダ山脈、
ロマンティックですね。

企画委員会で
楽譜入力隊が使用している楽譜ソフト「フィナーレ」
新バージョン購入が決まったとの報告あり、
一同了承した。
練習日ごとにいただく新譜は
入力隊のご苦労の賜物です。
学生時代暗い電灯ののもとで
写譜していた時代を経験している私たちにとっては
隔世の感あり、深謝深謝。

(M.N.記)

更新日:2013/09/21