セロ・パート Y.Oさんのレポート
9月上旬、夫婦でバスツァーに出掛けました。行先は信州上高地。
学生時代の思い出として強く残っているのは、演奏会と合宿です。
当時、夏は霧ヶ峰・志賀高原で指を腫らしての合宿を終えて
近辺の小旅行を楽しみました。
50年後の今も梓川の流れ、河童橋から見る穂高連峰は変わりなく・・・
暑い暑い現実に戻りました。本日も陽射しは変わらず強烈です。
百日紅(さるすべり)
猛暑の中、名に恥じないよう百日を目指して咲き続けています(編集者)
御影公会堂に37名が練習参加、今日は合宿会員のS.Mさんが来神。
久しぶりに合奏に加わってくれました。
練習開始前に代表Y.Iさんより
「コロナ感染拡大、みなさん体調管理を」「練習開始を5分早め13時~」
練習は両指揮者とも目一杯の時間を使って全曲通していただいたので、私たち弾く側も各曲の仕上がり具合を感じ取ることができました。
<前半 S.Ikさん>
・神様のカルテ
少しテンポを上げてOK、流れがあってよい感じです。
・昭和歌謡スーパーエキスプレス
開始部「そして神戸」のリズムの切れを確認。
・行進曲「栄冠は君に輝く」
#52のrit.~#53のテンポへ、を繰り返し練習。
・山の印象
繰り返しやD.S部注意!間違いなく戻れるように。
・RENATA
テンポ、強弱、気持ちよく弾けています。
<休憩時間のお知らせ>
・コンサート実行委員会報告(Y.Sさんより)
実行委員K.Nさんに代わりY.Iさんが担当。
参加費1万円の徴収開始、プログラム作成中、ステージ企画として「歌う」など
検討、打上の準備、弁当手配、男性ゴールドネクタイ追加発注。
当日の進行を詰め役割分担を決めて行く。
・休会の方について
・横浜で演奏活動されている合宿会員Y.Oさんからの応援メッセージ。
M.Sさんに似てきたような?失礼しました(編集者)
<後半 S.Imさん>
・The Souud of Music
まだ自パートの♪を追っている段階。
・瑠璃色の地球
前回より 少し速かった。十六分音符で苦労。
・いのちの歌
・ファンタジア九州
#106-109は、「1.2.3.4」(4小節)でなく、「〇-.〇-.〇-.〇-.〇.〇」
(2小節)「〇-.〇-.〇-.〇-.〇.〇」(2小節)と変拍子で振っていただくと
分かり易い。
また、#166-167は速度が変わらない(rit.もなし)ので、#167の1拍目を明確
に指示していただけば揃うと思います。
・パリは燃えているか
・愛の花
コンサートまで2ヶ月
「10月練習では音の強弱を明確に」との目標指示がありました。「ここを何とか」というそれぞれの課題、全体の息が合わない部分の反復練習、と これまでの経験も
生かして<楽楽・神戸>らしい演奏、ステージを持てたらと思います。
1stコンサート
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楽楽の”おあしす”タイム
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前回に引き続きM.Fさんから、コンサート曲「The Sound of Music」に相応しい
投稿をいただきました。
映画 サウンドオブミュージック、ロケ地巡り
次回のコンサートで演奏予定のサウンドオブミュージックは、1968年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画からの抜粋メドレーです。
映画で登場する美しいオーストリアの風景と数々の親しみやすい曲は、今なお世界中の人々に愛され、記憶に残る作品として有名です。
映画は当時、オーストリアのザルツブルグ周辺で大掛かりなロケが行われました。
今から10年ほど前にザルツブルグを訪れ、現地発の「サウンドオブミュージック ツアー」に参加する機会がありました。その時のツアーの記憶、さらにプライベートで現地を訪問した経験を加え、映画のロケ地巡りをしたいと思います。
ザルツブルグはモーツアルト生誕の地としてあまりにも有名で、多くの観光客が
訪れています。バスツアーはそのザルツブルグの中心地から出発しました。
ザルツブルグの象徴 モーツアルトの生家 「サウンドオブミュージック」 ツアーバス
市内を出発したバスは、高台にあるホーエンザルツブルグ城の裏手を通り田園風景を進んでゆく。ガイドの説明は英語のみ、ただし母国語英語圏以外の観光客にもわかりやすく説明してくれる。以降、この紙面では映画に登場する主な歌のシーンのロケ地を、順を追って紹介します。
なお、次回コンサートで演奏する曲目は赤太字で記載しました。
映画の冒頭、オーストリア ザルツカンカグート湖水地方の上空からの空撮撮影の場面。撮影場所はザンクト・ギルゲン湖、ウオルフガング湖周辺だといわれている。とても雄大、印象的で美しい山岳・湖水風景だ。
シャークベルク山頂付近からのウオルフガング湖周辺
(ツアーではなく、プライベートで訪問 空撮場面に類似)
ツアーで訪れたウオルフガング湖のほとりの風景。
空撮が終わると、ノンベルク修道院の内部に移り、修道女たちの賛美歌が流れる。
「サウンドオブミュージック The Sound of Music」
山々に囲まれた高原でこの曲を歌うマリアの姿がズームアップされる。
歌い終えると、修道院の鐘が鳴りマリアが慌てて修道院に戻るシーンがある。ガイド曰く「高原のロケ地はドイツ、そんな遠いところから、ザルツブルグに一足飛びに飛んで来るなんて全くあり得ないよ」と乗客に笑いを誘う。
「マリア Maria」
ノンベルク修道院では、面倒をよく起こすマリアを風刺した口調で尼僧たちが軽快な歌を歌う。とてもコミカルな内容で微笑ましい、マリアはどうも修道女には向いてないらしい。
このノンベルク修道院は実在するが、ロケで撮影に使われたのはその門だけ、内部はスタジオセットという。
マリアは修道院からトラップ大佐の子供たちの
家庭教師に派遣されることになり、ザルツブルグ
からバスに乗り、さらに歩いてトラップ大佐邸に
向かいながらこの歌を歌う。その途中に現れる歩道
が車窓で紹介される。ザルツブルグからもトラップ
大佐邸からもかなり離れている場所だ。
中央左に見える黄色い屏の小道が撮影場所(ツアーバスより)
トラップ大佐邸として撮影に使われたのはレオポルツクロン宮殿、湖に面した風向明媚な邸宅。邸宅の庭から見える美しい湖と正面にそびえる高い山々。
湖面の対岸からのレオポルツクロン宮殿 邸内見学は不可
「もうすぐ17歳」
16歳から17歳になろうとする思春期の気持ちを
宮殿の庭園で素直に歌う爽やかな内容の歌。途中
突然大雨が降り始め、ガゼボ(東屋)に駆け込む。
東屋内部のベンチをぐるぐる駆け回りながら歌い
踊る。その東屋は、元はレオポルツクロン宮殿の
庭園にあったが、移設され現在はヘルブルン宮殿
の庭園の一角にある。
ロケで使われたガゼボ、手前はガイドさん
ここが大変人気の観光地になり、大勢の観光客で賑わっていた。年配の観光客らがもうすぐ67歳、もうすぐ77歳とこの前で歌っているのも微笑ましい。
以外と小さい建物で、あの中で激しく踊り回るのはさぞ大変だったろう。
「私のお気に入り」の歌のメロデイーに乗って、マリアと子供たちはピクニックに
出かける。出発点はザルツブルグ市内にある歩道橋、 モーツアルト橋。
「ドレミの歌 DO-RE-MI」
マリアがギター伴奏で歌い始めるこの曲の撮影は、このシャーフベルク山上で行われたと思いきや、実際はまったく別の場所、オーストリアのベルヘンといいう背後を高山に囲まれた草原とのこと。個人的にはこの山上からの景色はとても素晴らしく、ここで撮影するのもありかなとつい考えてしまう。
その後、歌が続くにつれザルツブルグ市内へとまた戻って来る。まずザルツブルグ市内を望む最高の展望台といわれるメンヒスベルグの丘の上歩いてゆく。
メンヒスベルクの丘からザルツブルグ市内を望む(プライベートで訪問)
その後、ミラベル宮殿の庭園を全員で駆け巡る。この庭園の右側、バラのトンネルでも撮影された。庭園を望む手前の柵のある階段でマリアが歌い、曲を締めくくる。
ミラベル宮殿の庭園、 庭園出口にある2体の彫像
ペガサスの噴水
トラップ大佐とマリアの結婚式はモントゼーにあるシュティフト・プファール教会で撮影された。
教会の外観は映画には登場しないが、堂々とした建物。ロケが行われた内部はその装飾がとても重厚、豪華で圧倒される。教会の前には素敵なカフェが建ち並び、ここも人気の観光地になっている。
シュティフト・プファール教会正面 結婚式のロケが行われた教会内部
「エーデルワイス」
トラップ一家がコーラスで出演した劇場は
現在もザルツブルグ市内にあるフェルゼンラ
イトシューレン劇場、
音楽祭で有名な祝祭劇場に隣接する崖に面し
た劇場がロケ地。
崖下に建設された祝祭劇場
このそばにロケ地の劇場がある
トラップ大佐のソロで始まるエーデルワイスの曲の冒頭は
Edelweis edelweiss, Every morning you greet me、
Small and white, clean and bright……
で始まり、その後家族全員でのコーラス
さらに観客全員での大合唱となりホールに響き渡る
最後に
Bless my homeland forever.(我々の祖国に永遠の祝福を)
が繰り返される。
劇場から辛くも逃亡したトラップ一家は、ナチスから追われ 逃亡の途上、聖ペーター教会にあるペータースフリートホフ墓地にある鉄柵に囲われた建物に隠れる。
その教会のモデルはザルツブルグ市内に現存するが、ロケは現地ではなくスタジオセットで行われたといわれている。
ロケ地のモデルとなった墓地、
奥に見える白い建物を参考に撮影セットが組まれたらしい
「すべての山に登れ」
トラップ一家はナチスの追っ手から逃れ、オーストリアからアルプス越えでスイスに亡命する。映画の最後に現れるアルプス越えのロケはドイツとオーストリアの国境付近のロシェフェルドで行われた。フルオーケストラの壮大な演奏でこの曲が流れる中、雄大なアルプスの山稜を一家が歩いて山越えをしている風景を空撮しながら映画は感動のフィナーレを迎える。
ロケ地とは異なるが、ドイツとオーストリアの国境付近の険しい山並み。
(プライベートで訪問)
最近調べたところ、ザルツブルクからの「サウンドオブミュージック ツアー」は現在も催行されているとのこと。
映画で撮影された50年以上前のロケ地の景色・街並みのほとんどすべてが、現在も当時と変わっていないことに驚く。
オーストリア、ザルツカンマーグートやザルツブルクの
美しい風景を思い浮かべながら
次回コンサートでは、感情を込めてこの曲を演奏したいものです。
更新日:2023/09/18
Category: 練習風景