🎶「神戸凌霜午餐会 マンドリンの調べでたどる神戸大学の歴史」出演 🎶


セロパート T.T.さんのレポート

 

 神戸凌霜午餐会出演(2016.2.10水 於:湊川神社内楠公会館菊水の間)

 

 神戸大学卒業生の集いの場の一つである『神戸凌霜午餐会』は、毎月一回開催され、今回1493回目を数えるという歴史ある会です。

 この午餐会の関係者が、昨年の「百周年演奏会」に感銘され、楽楽Imさんに講演の依頼がありました。そこで、Imさんが講師となって主題のようなマンドリン演奏を交えながらの一味違った講演が実現しました。

 凌霜午餐会は、いつも昼食後は大学の先生などの講演を聞く場ですが、今日は講演を聞きながら音楽も楽しもうという趣向です。

 

 <楽楽・神戸>の中から14名(講師1、M4、MD2、MC2、MBa1、G3、F1)が10時に会場に集まりリハーサルで指を温め、昼食後本番13時ごろから14時過ぎ閉会まで、Imさんの講演とコンマスのKさんのリードの下に合奏しました。

 

 13時前、凌霜会事務局長のItさんの開会挨拶が終わるとすぐ、♪①『マンドリンセレナーデ』がオープニング曲として奏でられ、Imさんの講演が始まりました。

 講演内容は、神戸大学100年の歴史をたどるのですが、切り口を私達マンドリンクラブ100年の歴史とだぶらせ、間に楽器の紹介をし、戦時中先輩が異国の捕虜収容所でマンドリンを手製で作って楽器を弾いたエピソードが語られ、♪②『ゴンドラの唄』が大正期のロマン、♪③『リンゴの唄』が戦後の希望、♪④『エデンの東』が高成長期を奏でました。

 

 お客様77名(午餐会事務局2名計79名)は、約10名ずつ計8つのテーブルにゆったりと幅広く集われ、渡された資料を手にされる方、上を向いて瞑想されるようにされる方それぞれですが、静かに耳を傾けておられました。楽々応援部隊のお顔も散見され、元気をもらいました。

 阪神大震災と神戸大学、私達<楽楽・神戸>の誕生が語られた下りで♪⑤『川の流れのように』(平成)♪⑥『六甲おろし』、♪⑦『商神』、が調べられたときは、心なしかうなずいておられる方が多かったように、お見受けしました。

 最後の8曲目は♪⑧『今日の日はさようなら』で文字通り午餐会は締めとなりましたが、お客様にはよく知っている神戸大学の歴史を違った視点から聞くことになり興味深くお耳に入られたのではないかと思いました。

 

 弾いている私達は、指揮者なしの演奏会ということで、ちょっと心配でしたが、Kさんのさりげない首振り合図に合わせて、サロン風演奏会のような雰囲気になって、よかったのではと思います。全員、晴れ男10名、晴れ女4名で、さんさんとしたお天気でした。筆者個人的には、お客様名簿の中に、高校先輩のご芳名をみつけ50年ぶりのブランクを埋めることができたという余得がありました。

 

 

更新日:2016/02/17