第8回コンサートをCDで聴いて レポート


        第8回コンサートのCDを聴いて J.Sさんのレポート

 

               楽楽・神戸の皆様

 

     令和最初の8thコンサートのご盛会おめでとうございます。

    そのCDを拝聴し、僭越ながら私なりの感想をまとめましたので、

         ご参考までにお読み頂ければ幸いです。

 

 演奏会には目玉となる曲があるものですが、たぶん狙いは鈴木氏の「人魚」だったと思いますが、個人的な感想としては、ナレーションが前面に出過ぎ、演奏が伴奏になってしまったのが残念です。ソプラノの音程も微妙に演奏とずれ幽玄的な雰囲気でした。少々長い物哀しい音楽物語でした。

 

 一方、ドビュッシーの小組曲は表現が難しい曲ながら、果敢にチャレンジされ、

ドビュッシーらしい雰囲気が窺えましたが、

                クラシックの編曲物の難しさも感じました。

 

   アンコールの「君をのせて」は会場の歌声と一体になっていましたか?

       CDからは、それが伝わってこなかったのが残念です。

 

片や、第一部の平成歌謡はどれも聴きやすく、特に「夜桜お七」は、パーカッションが全体をよく引き締めていました。「栄光の架橋」は、低音系のパートソロがきわだっていました。

 

 一部最後の藤掛氏の「じょんがら抄」は、津軽三味線の雰囲気がマンドリン音楽と上手く融合した佳曲で、演奏も安心して聴けました。よく練習された事と思います。テンポの遅さも気になりませんでした。

 

 演奏会全体でみれば、一部と二部のアンバランスがよいのかどうか思案のしどころです。大西プロのソロも華をそえてくれていますが、今後も継続するべきか検討時期ではないでしょうか。

           ということで、マイベスト3は、

       「じょんがら抄」「小舟にて」「夜桜お七」でした。

          さて、みなさまは如何でしょうか?

 

 これからも皆様の音楽で多くの方々を楽しませ感動させて下さることを期待し、

    高齢化に負けず、今後益々のご健勝ご活躍をお祈りしております。

                                

                                  以 上

 

更新日:2019/06/23