今日は、ポートアイランドの市民広場駅近くにある 介護老人福祉施設、その名も「ぽー愛」のクリスマス会での出張演奏です。午前中に行われるクリスマス会が始まる前に、少しは合わせておきましょう、と午前9時には全員現地に集合しました。
ワールド記念ホールのすぐ隣にある、新しくてとても立派な施設です。私も今後の参考にせにゃ、とキョロキョロしながら、まずは2階のリビングでリハーサル。小人数での演奏は、一人ひとりの役割が重くなるだけに、楽しいと同時に緊張してしまいます。今回はみんなが知っている曲ばかり、たぶん歌っていただけるので、あまり緊張せずに弾けそうです。
私たちの出番がやってきて、1階の広いホールへ。聴いてくださるのは、入居されている方々と施設の職員、ヘルパーの皆さんなど、50~60人と結構大勢で、車椅子の方もたくさんおられます。
最前列の方とは手を伸ばせば握手できるぐらいで、これは間違うと確実にバレる距離。気軽な場なのにやはり緊張します。
楽楽・神戸代表のご挨拶と指揮者による楽器紹介の後、「北国の春」・・・「元へ北の国から」という感じでいきなり笑いを取りながらの演奏スタート。以下、「こんなんで演歌」の次は「一緒に歌いましょう」の4曲(リンゴの唄、青い山脈、ふるさと、学生時代)を続け、最後に再び演奏で「クリスマスソング・メドレー」を弾きました。
かなり高齢の方が多いのか、歌声は期待したほど大きくなく、演奏のボロを隠すことは無理でしたが、なんとか大きなミスなく無事終了。
指揮者の強要により「アンコール!」の掛け声を引っ張りだし、最後は「六甲おろし」の早いテンポで締めくくり、これが一番盛り上がったかも。
施設の玄関前で全員の記念写真を撮った後、近くのホテルで昼食。昼間からほぼ全員が中ジョッキを注文して乾杯しました。
施設への訪問演奏はこれまで随分やってきましたが、いつも思うのは「本当のところ、どれだけ楽しんでいただけたかな」ということです。今回も、施設の方からは「とても良かった」とのメールをいただきましたが、疑い深い私としては「本当ならいいんだけど・・・」といったところです。
でもまあ、あまり変化のない(多分)施設の生活にあって、少しは気分転換に役立てたのではないか、と納得しつつ「また機会があれば頑張ろう」と思っているこのごろです。
更新日:2015/12/22
Category: 活動記録