第11回定期演奏会 第1部 指揮者 S.Im さんレポート
“うはらホール”が抽選で確保できず、初めて“ルナ・ホール”でのコンサートになりました。ステージと控室との間の階段や複雑な動線に対する不満はありましたが、ステージの大きさや会場の音響は素晴らしく、気持ちよく演奏できたと思います。
好天にも恵まれ、430~40人という多くの観客に来ていただいたことは実行委員会の皆さんを始め、一人一人の集客努力が実った賜物です。1階客席が満席の状態で演奏できたことは、適度な緊張感と喜びが重なって、いい演奏につながったと思います。
1部の曲は、比較的演奏しやすい曲が選ばれましたので、音の強弱や速度に変化をつけるなど、“表情豊かな演奏” をテーマに取り組んできました。
①「歌の翼に」
テーマであった “表情豊かな演奏” が、かなりのレベルでできたのではないでしょうか。ただ、“歌の翼に乗せて、愛しい君を美しいところに連れて行ってあげる” という曲にしては、ギターのアルペジオに、メロディがもう一つ乗り切れていなかったことが一寸惜しまれます。
②「月に寄せる歌」
オペラの中のアリアという、経験のない難しさがあり、もう少し時間をかけて練習すべきであった、と反省しています。ルサルカの王子に対する切ない慕情が、もう一つ表現できなかったのは、私たちの恋に対する経験不足ですかね?
③「短くも美しく燃え」
例会でも早くからまとまっていた曲だけに、”安定したいい演奏が出来た” と思います。主人公のシクステンとマディガンの二人の純粋な気持ちと、隣国への逃亡という心の葛藤が、よく表現できていました。その中でも、ベースの音の動きがとても印象的でした。
④「ニューシネマパラダイス・メドレー」
この曲も単独曲として早くから取り組んできましたが、中間部分の “初恋” は今回初めてで、”もう少し初々しい気持ちが表現できたら、もっと良かった” と思います。出足と終わりに組み込まれたギターとマンドリンのソロは効果的でした。
⑤「May Way」
例会や訪問演奏でよく演奏してきた曲でしたので、テーマ・メロディの裏に入る音を、より効果的に生かすことを重点的に取り組んできました。”一部テーマ・メロディを、トレモロからピッキングに変更して、裏の音を生かすなど面白くなった” ように思います。
⑥「ふるさと紀行のテーマ」
毎回選んできた藤掛廣幸さんの作品。例会では、スラーとスラーの切れ目を大切にしよう、と心がけてきました。日本の風土や文化をテーマとした曲で、”日本人として、共通した認識で演奏できると思い、夫々の想いをもって自由に演奏” していただきました。各パートが主役になれる素晴らしい作曲でした。途中に入ってくる藤掛さん特有の16分音符の連続、練習の甲斐があってかよく聴こえてきました。
今回演奏した6曲のうち、中川信良さん編曲譜が3曲ありました。学生時代から何人かが集まると、よく中川さんの曲を演奏していましたが、単に弾きやすい曲として、扱っていたように思います。今回例会で何回か演奏しているうちに、いい音があちらこちらに散らばっていることに、気が付きました。中川さんごめんなさい。それらを引き出すことによって、演奏にうんと幅が出来たように思います。なにより、中川さんの編曲譜は聴きやすいですね。
凝りもせず、またまた曲目紹介をしましたが、お気づきだと思いますが、言いたい言葉がすぐに出てこない、例えば メンデルスゾーン作曲「歌の翼に」というべきところ、メンデルスゾーンが出てこないなど失態続きでした。そろそろ引き時ですね。
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選曲について、今回初めて選曲委員から希望曲を出していただき、その中から十数曲を選んで、例会で試し弾きをし、その中から「月に寄せる歌」を除いて、5曲選びました。このことに関して、様々な意見があると思います。例会で一度だけ弾くには、負担が大きい、譜面係の負担も。委員がfinaleを聴いて判断すればとか、また指揮者に任せれば、という考えもあるかもしれません。
アンケートにもありましたが、選曲に意図が無く、バラバラだという意見もありました。委員会では、最初にテーマを決めるかどうかの議論をしましたが、決めることによって、選曲の幅が狭くなるのはよくない、という意見が多く、決めないという方針になりました。
私は前回のコンサートのように、「平和への願い」など、世相や時代を反映したテーマを持つことは、我々大人?のグループには必要ではないか、と思っています。
などなど、今後の参考にしていただけたらと思います。
更新日:2026/01/22
Category: 活動記録